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碧い航海日誌   作者: 松本朱海|徒然なるままに
続きの話

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29/39

29、 同級生 ふたたび

子どもたちが気づかないところで、物語は動いている

何気ない噂

ちょっとした違和感

そして、それを見逃さない“大人たち”

本人たちよりも一歩先に動き出してしまった、三人の母による作戦会議の記録

――恋は、仕掛けるものかもしれない

ママ‥「あら、珍しく難しい顔してるじゃない?」

しん‥「ん~、かわいい後輩に彼女ができそうなだけだよ」

ママ‥「へぇ、どんな子なの?」

しん‥「うるさい」

ママ‥「んー?なんつった?」

しん‥「あ~、わかったわかった、話すから!あー膝さわんな!ヒザ!!」


‥‥しんちゃんはヒザが弱点であった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


朱‥朱海さん(みーくん)のママ

た‥たかこ(たーこ)ちゃんのママ

し‥しんちゃんのママ


し‥「って、わけで、問い詰めたらみーくんの話だったのよ」

た‥「そんな事になってたのねぇ」

朱‥「なんかおかしいとは思ってたのよぉ」

た‥「で…?どんな子なの?相手は」

し‥「あんまり付き合いはないらしいから、あくまで噂なのよ、噂」

朱‥「どんな?」

し‥「すっごい魅力的な女子らしいんだけどね、

   大抵は男子が入れ込んじゃって、飽きたら捨てるとかなんとか…」

た‥「噂なんだよね?」

し‥「噂よ、噂。委員会の仕事はちゃんとやるそうよ」

朱‥「で、みーくんはその子の餌食に…いえ、好意を抱いていそうだと」

し‥「いや~、まだ“普通”だけど、彼女がアタックしてるのよ」

朱‥「それは、まずいわねぇ…」


し‥「ところでたーこたんは?どうなのよ?」

た‥「それがねぇ、バイト先で彼氏ができ‥」

朱‥「なに?彼氏?誰なのよ!」

た‥「いや、でもすでに別れたみたいなのよねー」

朱‥「あー、なんだ、そうなのぉ」

し‥「間違い無いのね?」

た‥「おそらく」

朱‥「あらぁ♡」

し‥「じゃあ」

た‥「ねぇ♡」

し‥「行っちゃう?」

朱‥「行きましょー!!」


た‥「で?どうする?」

朱‥「あんまり派手にやるのは逆効果よねぇ」

し‥「そうね、あくまでも自然に」

た‥「でもみーくんだって満更じゃなかったわよね?」

朱‥「そーよ、キッカケを作るのよ」

し‥「夏祭りは行かなかったのよね?」

た‥「今年は行ってないわね」

朱‥「何かイベントあるっけ?」

た‥「んー、秋ってなにもないわよねー」

し‥「ん?秋よね?」

朱‥「そーよ、夏祭りとか、初詣とかバレンタインとか何にも無い秋よ」

し‥「あるじゃない!」

た‥「誕生日?」

し‥「じゃなくて!学園祭よ!」

朱‥「お〜」



し‥「たーこたん連れてこられる?」

た‥「んー、大学に行くナチュラルな用事?」

朱‥「あ‥やった、あるわよ」

し‥「なに?」

朱‥「おわらいライブ」

た‥「でかした!」

し‥「あーもう、成功しかみえないわぁ♡」

朱‥「私たち天才じゃない!」

た‥「よし、じゃぁ細かいとこ詰めとこうか」

朱‥「そうね、失敗するわけにはいかないしね」


し‥「でもさ、付き合いました、別れましたじゃぁ失敗よね」

た‥「と、いうと?」

朱‥「なんかさ、定期的に会う理由があればね」

た‥「いつかうまくいくんじゃね?みたいな?」

朱‥「そう!それよ!」

た‥「…いけるかもよ」

し‥「どうするの?」

た‥「実はね、ダンスをまた始めるんだけどね…」


‥‥まぁ、誰が話しているかはあまり

重要ではない。



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