教授
美有は、ティッシュを出して来て、押さえてくれた。奏人が全身が硬くなって、とっても気持ち良くて、最高…と思っていると、急に気だるくなってきて、「眠たい…。」と言って寝てしまった。美有は、ティッシュをゴミ箱に捨てて、「私も眠い。」と言って、寝ている。
それから、奏人は、土曜の半ドンの日や、お母さんとお父さんが買い物に行った日を狙って、マッサージをしてもらうようになった。その代わり、早退は減ったし、生活態度も少し落ち着くようになった。
奏人は、だんだんと調べてきて、美有も気持ち良くしたい…と純粋に思うようになった。奏人は、マッサージの前に、「どこか、触ってほしい?」と聞く。美有は、「奏人がしたいようにして、いいよ。」と言う。奏人は、「じゃあ、ちょっと試すけど」と触ると、「うん、気持ちいいよ。」と言ってくれる。
美有が、気持ちよさそうにすると、奏人は、嬉しくなって、それと同時に、何だかもっともっと、という気持ちになってきた。「痛…。」と、美有が言うので、「ご、ごめん…」と慌てると、「いいよ。痛気持ちいから。」と、優しく言ってくれる。
終わった後に、奏人は、美有に、「コンドームって何?」と、聞いた。美有が「避妊具。」と言うと、「ひにんぐ?」と奏人が聞く。「うん。妊娠防ぐやつ。」と美有が教えると、奏人は、うん?という顔をしている。美有は、「マッサージはね、気持ちくなる以外にも目的があって…」と、丁寧に教えてくれる。
美有が「きょうだいで赤ちゃんができちゃうと、良くないんだよ。」と最後に言うと、「何で?」と、奏人は心底、気になる感じで聞いてくる。「血が近すぎると、病気になりやすいんだって…」と、美有は言う。奏人は、「そうなんだ…」と、勉強になった…と思っているが、自分たちの行為のことは、何も思わない。




