第1章/第2話/異世界転移と親友2人
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異世界転移____何故かの条件を達成して今いた世界から他の世界に飛ばされる、まさしく今の状況に近いだろう。
先程までは彩希ちゃんと一緒に帰り道を歩いていた。歩道を歩いていて、彩希ちゃんに手を引っ張られながらコンビニ近くの白線を飛び越えて、そうしたらこんな世界に飛ばされていた。周りを見渡せば、犬とか豚とか猫みたいな頭をした人間に、普通の人間に見える人々。他にも、馬車を引く狼とか、空を飛ぶ小さなドラゴン。この世界のことも気になるけれど____1番は周囲からの視線が痛い。確かに、制服はここの世界からみたらおかしい服装かもしれないけどなんでこんなジロジロと____そうだ、彩希ちゃんは__
そう思って彩希ちゃんの方を見る。
「ねぇねぇ!千華!!すっごいよ___ここ異世界だよっ!!!」
「そうかもしれないね____って、どーしたものか」
「どーもこーもないよ!!魔法とか使えそうっ!!ステータスオープンっ!!!」
彩希ちゃんは周りの人が見ているというのにも関わらず腕を大きく振り上げて「ステータスオープン」と言った。私からしたら、注目の的になってしまっていること以外考えられずに彩希ちゃんを止めようと必死だった。
だが、彩希ちゃんは他にも魔法っぽい名前とか色々言ったけど何も起きなかった。
「千華___なんも起きない!?」
「見てたらわかるよ!?」
「なんでなんで!?普通は異世界転移の主人公はもっと優遇されてるだろー!!ハーレムはどこだハーレム!!」
「ハーレムって___ほら、道の邪魔だし、すっごい見られてるから」
「え__ちょ!?あたしの楽しい異世界生活が〜!!!」
彩希ちゃんが駄々をこねるのなんてお構い無しに今いるところから離れるために街を駆け足で進む。色んな人とすれ違うなんてお構い無しに、走って___。私は焦っていた。どうやったら家に帰れるのか、この世界でどうしたら生きていけるのか、どうやったら怪しまれずに済むのか。
そんなの分からない。ただ知りたいのは____________家への帰り方だった。
親に心配をかけてしまう。
学校とかどうしよう。
テストがあと少しだったよね。
警察にも話が行くのかな。
バッグも持ってなかった、きっとコンビニの周りを探されてるのかな。
なんで彩希ちゃんは心配しないんだろう。
どうして???
親は、友だちは、知り合いも先生も
心配してるよ。
絶対。
あれ__________???
■■■に■■■■■。
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どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
帰れないの?
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
もう親に会えないの?
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
なんでなの?
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
心配されちゃう?
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
どうしよう。
なんでなの???
どうしよう。
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「____!」
何も考えられない、怖い。
彩希ちゃんも私も元の世界に戻りたい。
早く、ここから立ち去りたい。
何か聞こえる。いや、街の音か___
「____!!」
どこに行こう。路地裏?それとも町役場のような場所?それともギルド?それとも他の人に話を聞いたり、王様のところ?
それともこの世界にもほかに知り合いが__
「____華!!」
名前が呼ばれる感覚がした。
腕を引っ張られ、駆け足をしていた足を止める。名前を呼ばれて私は目の前が明るくなった_____今、いちばん安心する声
今、いちばん聞きたい声
今、1番近くにいる
”親友の声”
「千華__!!」
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