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2-E
短いので二話投稿(2/2)
ゴブリンの軍団を率いていたであろうゴブリンコマンダーが倒れた後は、ダヤンとセーリッシュによる掃討戦であった。勝てないから逃げるという発想を持たないのか、ただひたすら向かってくるゴブリンを全滅させるのにはしばしの時間が必要なようだった。
そんな様子を、山の高いところから見下ろす男がいた。もう仕事を終えた男ではあったが、これだけは見ておこうと戦いの様子をみていたのだ。
男は血まみれのまま地面に横たわるアルカを見て――失望のため息を漏らした。
「お前は結局、変われなかったんだな――」
そんなんで次の敵を倒せるのか、と呟く男の声が闇に溶けた。




