↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/15

11話 編入初日①

お待たせしました、第11話です。

「はぁ〜、疲れた〜。」


「お疲れ様です、ソーカ様。」


編入試験自体はそんなでもなかったけどその後に採寸したり書類を読んだり書いたり説明を聞いたりで本当に大変だった。


説明はともかく書類は魔法でササっと終わらせたりしなかったのかって?

そんなことしたら変に驚かれちゃうじゃない。

なになに?もう手遅れだって?

あ、あれは必要経費だよ必要経費。しかもこの世界にはそんな魔法はなさそうだからね。私が今まで使った魔法とか身体能力はこの世界でもあり得るものだよ。


まぁそれはさておき制服は明日の午後には届くらしい。仕事、早くない?さっき採寸したばっかりだよ?

そして制服が届いたら次の日、つまり明後日には早速学園に通い始めていいらしい。だいぶフットワークが軽いね。


明日は1日休みかな。制服が届くのに宿にいないわけにもいかないし。ここの女将さんに預かってもらうのも申し訳ないからね。




ふわぁ〜。今日はついに学園に通い始める日だ。聞くところによると学園は私みたいな編入じゃなければ基本10歳になる年から通い始めるから私が入る3年生は大体12〜13歳の子達が通ってるらしい。

リアの誕生日は11月で今が5月だから大体あと半年くらいで13歳になるんだって。誕生日の時はしっかり祝おう。


さて、ちょっと早めに来てって言われてるしそろそろご飯を食べて出発しようかな。



学園の前まで来た。


「リア、わかってると思うけど学園ではしっかり従者のふりをしてね。正体がバレないようにね。」


「お任せください。ソーカ様こそ、ボロを出さないでくださいね。私のことはちゃんとシアと呼んでくださいね。」


シアっていうのはリアの正体がバレないための偽名だ。似てるからバレやすいと思うかもしれないけど違う名前にしてすぐに反応できなかったら怪しまれるということでこうなった。


「わかってるよ。じゃあ、行こうか。」


早めに来たけどもう来てる人たちもいるね。馬車できてる人もいるみたい。さすがお金持ち。


とりあえず職員室に行った方がいいよね。教室の場所とかも教えてもらってないし。



——コンコン


「失礼します。」


とりあえず入ったはいいもののここからどうすればいいんだろう?


「あ、君は。確かソーカって言ったわね。ちょっと待っててね。今君の担任になる先生を連れてくるから。」


上手いこと進んでよかった。やっぱり見知った人がいると話が早いね。


「はい、連れてきたわ。この人があなたの担任になるグレイ先生よ。」


「!」


リアが反応した。知ってる先生かな?


「よぉ、お前がソーカか?よろしくな。ふぁぁ、眠みぃ。」


「……ちょっと頼りないかもしれないけど優秀な先生よ。」


何と言うか、無気力そうな先生だね。でもこの人結構強いな。魔力量が多い。


「よろしくお願いします。ソーカです。」


「んじゃ、まだ時間あるし自己紹介がてらちょっと話そうぜ。」



グレイ先生に連れられて私たちは空き教室に来た。


「よいしょっと。ほら、お前も座れ。…さて、俺は探り合いが好きじゃねぇ。単刀直入に聞く。ここに何しに来た?」


「何って、ここに学ぶ以外でくる理由があると思いますか?」


まぁ、あるんだけど。


「バカ言え。お前みたいなやつがそれ以上何を学ぶって言うんだ。それに元生徒まで連れて。」


「っ!?」


「自分の生徒がわからないわけないだろ、リア。それで何だ?自分を追い詰めたやつに復讐にでも来たか?」


ここまでわかってるなら隠し通すことは難しそう。先生からは特に悪意は感じない。どちらかと言うと謝罪や後悔の方が強い気がする。


「半分正解ですね。そうと言えばそうですし違うと言えば違います。確かに私たちはリアがアルシャインを追い詰めたことを理由に来ましたが目的は復讐ではなく啓発や反省を促すためです。」


「……そうか。俺も前々からあいつの言動は目に余ると思っていたんだが学園生活を期に改善されるだろうと思ってたんだ。だが今回のことで流石に見逃せなくなってきてな。復讐に来たなら止めたがそうじゃないなら俺は何も言わねぇ。さて、そろそろ行かなきゃいけないが最後に聞きたいことはあるか?」


「いえ、大丈夫です。シアは?」


「特には何もありません。」


「そうか。んじゃ教室に行こう。ついて来い。」



「それじゃ、お前らはここで待ってろ。」


そう言ってグレイ先生は教室に入って行った。


「おう。お前ら、席につけー。今日は編入生が来るぞ。」


「え?まじ?」


「どんな子かなぁ。」


「静かにしろお前ら。よし、入ってきていいぞ。」


「失礼します。」


「かわいい〜!」


「あいつちっちゃくね?」


「入る教室間違えてるだろw。」


そこの男子、ちっちゃいとか言うな。


「静かにしろー。じゃ、簡単にでいいから自己紹介しろ。」


「はい。ソーカと言います。これからよろしくお願いします。」


「ちなみに言っとくとこいつはお前らより3歳年上だからな。」


「嘘だろ⁉︎」


「3歳上って16歳?」


「俺10歳とかだと思ってた。」


「全然見えない。」


あ、そうだ。アルシャイン・バースはどこかな〜っと。金髪で長めのウェーブで赤い目って言ってたよね。え〜っと………あ、いた。あいつがアルシャインか。


万が一ってこともあるし、しっかり警戒しておこう。

お読みいただきありがとうございます。この作品が良いと思ったら感想、ブックマークなどなどぜひお願いします。意見やアドバイスなどもお待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。