表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

神様、今日も憑いてますね!

作者:すぴか
 保健室の扉を開いた先には、まるで彫刻のような少女がいた。
 純白の肌に流れる金色の髪の毛。
 こちらをにらみつける十字に割れた瞳は金色に輝き、思わず見とれそうになり――背を向け扉を締める。

 ふぅ、いいものを見た。
 これも俺の日頃の行いがいいからだろう。
 ありがとう神様。

 あとから考えれば、この時俺は先程の光景を反芻するのではなく、脱兎のごとく逃げ出すべきだったのだろう。

 ガシャン!

 すぐ後ろで扉が勢いよく開く音が聞こえ、振り向けば顔を真赤にして震える少女の姿。

「貴方に決闘を申し込むわ」

 問答無用で発動された魔法は、俺を暗闇に包み込む。


「やあ少年、こんなところに何用かな?」

 暗闇の中、石の柱が円形に立ち並ぶ荘厳な建物、神殿と呼ぶのがふさわしい場所で彼は俺に問いかける。

 彼の正体はカオス、かつてすべての神の元になった存在だった。

 カオスさんからの祝福を得て、俺は冒険者としての第一歩を踏み出した。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ