神様、今日も憑いてますね!
保健室の扉を開いた先には、まるで彫刻のような少女がいた。
純白の肌に流れる金色の髪の毛。
こちらをにらみつける十字に割れた瞳は金色に輝き、思わず見とれそうになり――背を向け扉を締める。
ふぅ、いいものを見た。
これも俺の日頃の行いがいいからだろう。
ありがとう神様。
あとから考えれば、この時俺は先程の光景を反芻するのではなく、脱兎のごとく逃げ出すべきだったのだろう。
ガシャン!
すぐ後ろで扉が勢いよく開く音が聞こえ、振り向けば顔を真赤にして震える少女の姿。
「貴方に決闘を申し込むわ」
問答無用で発動された魔法は、俺を暗闇に包み込む。
「やあ少年、こんなところに何用かな?」
暗闇の中、石の柱が円形に立ち並ぶ荘厳な建物、神殿と呼ぶのがふさわしい場所で彼は俺に問いかける。
彼の正体はカオス、かつてすべての神の元になった存在だった。
カオスさんからの祝福を得て、俺は冒険者としての第一歩を踏み出した。
純白の肌に流れる金色の髪の毛。
こちらをにらみつける十字に割れた瞳は金色に輝き、思わず見とれそうになり――背を向け扉を締める。
ふぅ、いいものを見た。
これも俺の日頃の行いがいいからだろう。
ありがとう神様。
あとから考えれば、この時俺は先程の光景を反芻するのではなく、脱兎のごとく逃げ出すべきだったのだろう。
ガシャン!
すぐ後ろで扉が勢いよく開く音が聞こえ、振り向けば顔を真赤にして震える少女の姿。
「貴方に決闘を申し込むわ」
問答無用で発動された魔法は、俺を暗闇に包み込む。
「やあ少年、こんなところに何用かな?」
暗闇の中、石の柱が円形に立ち並ぶ荘厳な建物、神殿と呼ぶのがふさわしい場所で彼は俺に問いかける。
彼の正体はカオス、かつてすべての神の元になった存在だった。
カオスさんからの祝福を得て、俺は冒険者としての第一歩を踏み出した。
第一話 出会い
2019/05/27 23:28
第二話 神はいた
2019/05/28 00:12
第三話 神は死んだ
2019/05/28 00:20
第四話 引っ越し
2019/05/28 00:52
第五話 出歯亀幽霊
2019/05/28 00:56
第六話 入学
2019/05/28 01:08
第七話 侮辱
2019/05/28 01:15
第八話 祝福
2019/05/28 07:33
第九話 ステータス
2019/05/28 07:40
第十話 シャーロック
2019/05/28 08:07
第十一話 決闘
2019/05/28 18:37
第十二話 膝枕
2019/05/28 18:47
第十三話 ガイダンス
2019/05/28 23:13
第十四話 スキル
2019/05/30 23:11
第十五話 はじめてのくえすと
2019/05/31 20:57
第十六話 追放された少女
2019/06/02 00:05
第十七話 増える仲間と
2019/06/03 21:12
第十八話 ドナドナ
2019/06/05 00:07
第十九話 ダンジョンへ
2019/06/06 08:21
第二十話 マジックアイテム
2019/06/10 00:25
第二十一話 ボス
2019/06/13 23:17
第二十二話 ダンジョンコア
2019/06/17 00:09
第二十三話 撤退戦
2019/06/23 21:00
第二十四話 サイハテ寮へようこそ!
2019/06/24 21:00
第二十五話 ドラゴンは食材ですか?
2019/06/25 21:00
第二十六話 戦果
2019/06/26 21:00
第二十七話 トイレの花子さん
2019/06/27 21:00
第二十八話 誤解
2019/06/28 21:00
第二十九話 信頼
2019/06/29 21:00
第三十話 俺たちの冒険はこれからだ。
2019/06/30 21:00