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CONTENDER

第二章最後です。

どちらにせよ話すつもりだったけれども、商店街のエイリアンを殺した経緯を説明した。


「なるほど…やはり殺すのは不可能ではない…と」


「俺らの自己紹介してなかったな。花街桃也だ」


「ケイン・サンドリオンだ」


「御影冬美です!」

それぞれが自己紹介した後、気になっていた事を聞いてみる。


「この中にエイリアンを殺した奴はいないのか?」

全員が「いない」と即答した。


「チラリと見ただけだ。1人、2人では駄目な可能性があったからな」

アメリカオヤジ、ライアン・フロイドがそう答える。


「銃に慣れてないうちに戦いに行くのは無謀だと思うよ」「ちなみに僕らが見たのは羽化する直前のセミの身体をぐいーっと伸ばしたようなやつだったよ」

双子の兄弟、天月大地(アマツキダイチ)と天月空(アマツキソラ)がそれぞれに話す。2人共顔が似ているため非常に分かりづらい。


「こちらはラフレシアの花が根っこごと歩いていました。」メガネをかけた女性、清浄院(ショウジョウイン)桜(サクラ)がそう話す。


「こちらの残り2つはこの2人が見ているからこれで全部か?」


「そうか。ならこれから武器の準備を始めよう」

メカニックのような見た目をした男性、遠松春夫(トオマツハルオ)の声により、それぞれがインベントリから銃を出す。



俺はもちろん、2つだ。


遺体から見つけた銃は既に3発入っていたので、5発入れ込み、残り合計32発か。


ホルスターがないのは残念だったが今は気にしてられない。


「花街、エイリアンを殺したら弾や能力を貰えたりするんだよな?」キラキラした目でこちらを見る同い年くらいの青年、汐見文康(シオミフミヤス)がそう声をかける。こいつ、こういうのが憧れで入っただけだろ。


「そうだな。だが全部が同じとは思えないから、弾は無駄遣いするなよ?あと俺は桃也でいいよ」


「分かった桃也!」

ああ…親近感湧くと思ってはいたが、コイツを見てると昔飼ってたチワワのフランボワーズを思い出す…癒し係だなコイツは。


「よし!それではこの隊に名前をつけよう!」

準備が終わったのを見届けた隊長、ライアンが大きく声をかける。


「これからどうなるかは俺も正直分からない。この中から何人死者が出るかも分からない。だがこの9人ならばきっと問題を、解決できるはずだ!」

それぞれが覚悟を持った顔でライアンを見つめる。


「よって、名を1位挑戦者という意味を持つ、CONTENDER(コンテンダー)とする!」名付けと共にデザーイーグルを空に掲げる。


打ち合わせ等はしなくても、皆自然と銃を掲げていた。


「行くぞォォォ!!!」


「「「「「「「「おうッッッッ!!!」」」」」」」」


銃をしまい、門へと歩き出す。

周りから歓声が湧き上がるが、やはり慣れないと気恥ずかしいものだ。


…と思っていたが、よく見ると皆後ろから見てわかるほど頬が真っ赤になっていた。


仲良くできそうな仲間を見つけた。


そう思えた。

9話目で9人のCONTENDER…偶然なんですが、めっちゃ気分がいいです。

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