よそはよそウチはウチ
結局の所、大学まで人にも異星人にも会うことがなかった。
「なぁソル?あんま筋力上がった気がしないんだけど」
『あぁ、痛みと共にジワジワ上がるから次の日の夕方には完全に上がると思うよ』
「それ脳筋の祝福じゃん」
そんな事を言いながら閉まっていた門を乗り越えてツカツカと中に向かっていると…
「あ、生きてた!ケイン!生きてたよ!」
「お、銃を持っていることを見るにお前もあのバケモノ達に会ったなトーヤ」
メチャクチャ聞き覚えのある声が聞こえ、振り返ると。
「って言うことはお前らも出会ったんだなケイン、冬美」
振り返るとそこには中学からの腐れ縁の親友2人が立っていた。
「まぁチラッと見ただけですぐに逃げたけどよ」
「ヘッ腰抜けが…あれ?なぁ〜んだよオマエのために必死になって英語学んだってのにこれじゃァ意味ないじゃん。カタコト直っちゃってるよ」
「今まで良かった関係値がさらに良くなると思えばいいだろうよ」
「はいはいさいですか」
「本当にっ心配っしたんだから!」
「はいはい泣かない泣かない」
「桃也も頭の中から話してくる奴がいるのか?」
「いるよめんどくさいタイプのやつ」
『ひどくない?』
(ひどくない)
思わず怪訝な顔を2人に見せてしまう。
「あはは。その顔の感じから思うに文句言われたんだね。当たり前だよ。人には礼儀正しくしないと」
いつも通りの雰囲気に気分を落ち着かせたのか先程の泣きそうな顔は無かったかのように笑顔を見せている。
「こんな状況下で礼儀もクソもないだろ。てかこいつら人でもないだろ」
『まぁ僕らは能力の1つみたいなもんだから』
「ほらほらソルも自分は能力だって言ってるぞ」
「ソルってのは…頭の中のやつか?」
「いやだって堅苦しそうな名前より自分で親しみやすい名前をつける方がいいだろ」
「悪くないね!ウチの子には何て名付けようかな…ライムちゃんとか!」
「同じくいい事だと思うぞ。こいつらが今後生きる上でのパートナーになるかもしないしな。仲良くする事は不可欠だろう。そうだな…よし。俺はカートって名付けよう」
『こいつらはちゃんと僕らの重要性に気づいてるんだな。それに比べてお前は乱暴に扱いやがって…』
(よそはよそウチはウチだぜ?)
唐突ですが…正直この作品を面白いと感じてますか…?
リアクションもな~んもないんですっげぇ不安なんですよ。




