別れの挨拶
弾が…散らばった…
焦りながらも銃と弾5発を手に取って弾倉に…どう込めんのこれ。
焦りながらもトリガー横のボタンを押して弾倉を出し、全弾込める事は出来たが…
なぁ〜んか視線を感じませんかねぇ…(汗
『感じるよ〜』
「そぉりゃ良かったぁぁぁぁぁ?!↑」
決して軽くはない体が宙に浮く。
「舌か!舌で持ち上げられたのか!」
見ればどこにそんなしまうスペースがあったのか分からないほど長い舌で上に吊り下げられていた。
体感11メートルほど釣り上げられる。
「くっ…どうにか…ヌメヌメェ!」
解こうとするがヌメヌメして解けない。
下を見れば大きく口を開けて待っているのが見えた。
(トカゲのエサが人生の終着点なんてごめんだ!)
『頭じゃない!舌を狙え!』
自分の足に巻き付いた舌を狙って3発。
(痛ってぇ!手首を木製バットで殴られたみたいだ!)
両手でとはいえ、身体のバランスが不安定な状況で強い反動によって銃を取り落とさなかった事は奇跡に等しい。
「hfjftgc○〆%&#*?!!!」
どうやら奇跡は続いたらしい。エイリアンが悲鳴のような鳴き声を上げ、悶えるような動作をしながら桃也を投げ飛ばす。
これまた奇跡のように、段ボールが積まれたところに多少頭は打ったものの、桃也は落下した。
「ク、ソトカゲェッッッ!!」
言葉自体は乱暴そのものだが、体勢を立て直し、冷静に銃を構える。
『わぁーぉ奇跡の連発だぁー』
「超常現象起きてる時点で奇跡もクソもねぇだろ!」
失礼やはりキレていた。
まだ悶え苦しんでいるクソトカゲに向かって照準を合わせ、呼吸を整え、コッキングを済ませる。
「なぁおい」
『なんだい?』
「ホニャララ型とか名前覚えらんねぇから俺が名前つけるわ」
『いいね。なんて名前?』
もがき終わったクソトカゲがこちらに大きく口を開け、襲いかかろうとする。
引き金に指をかけ、別れの挨拶を済ます。
「GOODBYE☆クソトカゲ!!」
放たれた2つの弾丸は、それぞれ口と目玉を食い破った。
無駄に活発に動いていた巨体の動きが止まりバランスを崩してその場に沈んだ。
意味もなく銃口に息を吹きかける。単なるロマンだ、だか、今までの平穏な生活との別れの挨拶でもある。
『えぇ…その名前は却下で…』
「ちげぇよソルだソル。ローマ神話の太陽神だよ」
『流石万年中二病ッッッ!くーっ!考える事が普通と違うなぁ〜ッ!』
「コノヤロウ!」
分かりづらいかもしれませんがクソトカゲ君コイツ体長6.5メートルくらいあります。
中二病で…中二病で何が悪い…ッッッ




