次なる標的
先に説明しておきますと、この世界では全ての車が電気自動車に変更されています。
『おい!起きろ!おい!』
「なんだぁ?」
雑魚寝の状態から身体をおこす。
『管理者との話がついたぞ』
「思ったより早かったな」
『ゆっくりの方がよかったですか!(クソデカボイス)』
「そんな事思っちゃいねぇよ。期待以上だ。皆を集めよう。多分他のガイド達が話しているだろうけど」
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「皆ガイド達から話は聞いたか?」
「なんとなく。詳しくは聞いてないわ」
「ソル、どういう感じになったんだ?」
『クエストクリアの際にパネルが出て、食材か、日用品か、弾のどれにするか選択できるようになったんだ』ソルが言ったことをそのまま言う。
「既に作られた非常食とかはできないのか?」
『現段階ではムリ、時間がかかる』
「食材の量はどのくらいだ?」
『一体倒すごとに、水は20L。粉や穀物は10kg。調味料は5kg 。肉や野菜などは8kgだよ。調味料だけ、既に調合されたやつになってるよ』
「全員分を持って帰ろうとするには足りないな。春夫、車って使えるか?」
「整備すればいけると思うが、エネルギーはどうするんだ?」
『吸収した時に必ず余分なエネルギーは出る。そのエネルギーはインベントリに入っているんだ。インベントリに電気マークがあるだろう?それをタップした後に充電したいものに触れればいいんだ。スマホは0%から充電しても一体倒せば少なくとも2ヶ月分にはなる。大型自動車はフルに運転して一体3日くらいかな』
なるほど、なら問題なさそうだ。今言われたことをそのまま春夫に伝えた。
「OK!話が終わったら取り掛かるよ」
「ならどこに行くかが問題だな。できるだけ大群のやつがいい」
「なら△☓番地十字路のハチとトンボのキメラはどう?もしかしたら群れてるかも」
冬美の提案に反対するものなどいないだろう。
次なる標的に向けて各自で準備を始めた。
銃の手入れをする者。
アームの調子を確かめる者。
車の整備をする者。
ん?
(ソル、アームのエネルギー源ってなんだ?)
『君たちの身体から漏れ出る熱エネルギーを、支障がない範囲で吸収してるんだ。エネルギー変換効率がすごいんだよ。インベントリのエネルギーとは別枠だよ』
よかった。心配していた事も問題ないようである。
「車の整備出来たぞぉ〜!」
春夫が車の場所から戻ってきたので、準備した物をインベントリにしまい、車の場所へと向かう。
車は2台あり、2つのグループに別れる事になった。
大人組
ライアン
桜
春夫
空
大地
学生組
俺
ケイン
冬美
文康
運転手は春夫とケインだ。
気づけば沢山の人が集まっていた。
「ガンバレー!」
「頼んだぞー!」
「無事に帰って来いよー!」
いくつもの歓声が聞こえる。
「それじゃ、目的地に向かうぞ!」
そう言って全員が窓から銃を天に突き出す。
エンジンをかけ、門の外へと飛び出した。
エネルギーとかは計算しないで!少なかろうが多かろうが、ファンタジーなので身体強化にもってかれてそのぐらいになったと解釈してください。




