笑顔
「よくもまぁ一緒に考えた台本すっ飛ばしてくれたねトーヤくん?」
今俺はライアンに部屋で正座をさせられている。
スネに一つ、太ももに2つ、身体に巻きついたのが一つ。
そう。アームを使って拷問されている。ホントに便利だなこのアーム。
「ほ、本能が思うがままに言えと言ってきたんだ…」
「ハァ?!」
ウザ辺の野郎は後ろで笑い転げている。コノヤロウ
「まぁいいじゃないか、反応はいいみたいだし」
おお、春夫。心の友よ。
「いや、ちゃんとしておいた方がよくない?」
「いいと思う」
この双子め…
「まーねー。よくできた方だから許してやってよ。おなか痛いんだこっちは」
「じゃぁ意地でも耐えてやるぅぅぅぅ!!!」
「「「「「「「そういう問題じゃない!」」」」」」」
「まぁいい見てみろトーヤ」
そう言ってスマホのコメント欄を見せるライアン。
『勇気をもらった。ありがとう』
『娘のためにも絶対に生き残ってやると思いました』
『皆◯☓大学に集まれ!』
『浜辺さん可哀想』
『今から志願してくる!』
等のたくさんのコメントが書かれていた。
「ったく。なんで数時間かけた台本よりスルッといい言葉が出るんだよ」
(…少し誇らしいな)
『もっと誇れよ』
(そうかい)
嬉しさで思わず頬が崩れて笑顔になる。
「あ、シャッターチャンス!」
パシャ!ケインがスマホで写真を撮った。
「しまったぁぁぁぁ!!」
「皆ァ覚えとけ!コイツ普段全っ然笑わないからこういう時に写真撮って置かないと滅多に見れないぞ!」
「はい、コイツを拡散しまーす!」
「ヤメロォォォォ!!!」
騒がしくも楽しい1日が今日も終わりを告げた。
裏では主人公の笑顔は高値で取引されてたとか…結局拡散はされませんでしたが、ケインに弱みを握られる事になりました。
この作品が面白いと感じてくれたそこのあなた!ベイブレードが懐かしく感じる人は評価をお願いします!




