↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/24

マンガかよ

硝煙の匂いがする。


怪物の悲鳴は聞こえ、何発もの薬莢が地面に転がる。


怪物は地べたと今生の別れとなる接吻を交わし、俺等は手向けの銃弾を贈る(お見舞いする)。


「近づけば頭部の目玉でもいけるぞ!」


四方から降りてくる怪物を相手に銃を向ける。


「ヒマがあるやつは吸収しとけ!」


そう言いながら左手で怪物に触れ、吸収と唱える。


『筋力増加と視力が上がったみたいだね』


ソルがそう説明する。


春夫は瓦礫の隙間から撃ち、桜は正確に怪物の右目を撃ち抜く。

大地と空は背中合わせになって回りながら撃つコンビプレイを見せる。

文康は背中のアームを使って怪物の身体に大穴を開けたり、抑え込んだりしていた。

ライアンは反動の強いデザートイーグルを平然と乱射し、尻尾の切断に取り掛かる。

そして俺、ケイン、冬美の3人はお互いで弾倉を手渡したり、背後に迫る怪物をそれぞれ仕留めた。


怪物のサイズはバラバラだったが、どれも最初のやつほどは大きくなかった。


15分もすれば、駅周辺にはいつも通りの静けさが戻っていた。


死にかけていた怪物たちも人数分の尻尾を切断した後、皆絶命した。


いつものようにモノリスが現れ、「クエストクリア」の報告をする。


今回は数が多いので、弾薬ケース(およそ100発)が8つ出てきた。一体につき50発くらいなのだろう。リロードした後全員がインベントリにしまい込んだ。


このインベントリ、一体いくつ入るのだろう。

『枠は無限。初期状態が50kg。異星人を一体倒すごとに5kgだよ』

なるほど。軽い物ならいくらでも突っ込めるんだな。


そして追加報酬が支払われる。

同じ防具なので、早速頭を通してみる。


『登録者を確認しました』

文康と同じアームが背中から現れる。

…どうやって動かすんだ…?


『はいはい脳内ガイドのソルくんの出番でーす』

すると突然まるで元(・)か(・)ら(・)背(・)中(・)に(・)存(・)在(・)し(・)て(・)い(・)た(・)かのようにアームが動き始めた。


『これは外付けの潜在能力解放具だね。遺伝子に刻まれていた潜性遺伝子の一つが解放されたんだよ』


(どういうことだ?そんなものあるはずないだろ?)


『魂に存在する遺伝子なんだよ。生命の祖先は皆同じなんだ。何があっても不思議じゃないだろ?』


(そういうもんなの?)

『そういうもんなの』

だいぶ食い気味に答える。


その後、全員が吸収を済ませ、大学に戻ることとする。


「なんだかメガネが変ね…」

桜が目をシパシパさせる。


「視力が上がったんだから必要ないだろ?」


「ああ、そうなのね」

何気ない動作でメガネを外す。


………


「お前なんでずっとコンタクトじゃなかったんだよ…」

この言葉に桜以外の全員が頷く。


牛乳ビンのようなメガネを外した桜は超美女だった。

冬美と同じかそれ以上の。


「目に張り付く感じが嫌だったのよ…それに見た目で態度を変えるヤツは嫌いなの」


「こんなマンガみたいなことあんのかよ…」


大地がそう呟いた。彼はこの世界がマンガの様であることを忘れたようだ。


新たな事実に驚愕しながら9人全員は無事に帰還した。

弾薬ケースを取る時、わんこそば方式なので1個取るとさらに1個と出てきました。


主人公の残弾数残り884発。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。