ずっと愛してる
「貴女と言う人はっ!」
とある一室で響く怒声。だがそれを向けられた有理はそんなことを露程も気にしない。美しい有理の顔は、ただ本に向かっていた。
「うるさいです、先生。ちゃんと宿題はやったでしょう。歴史書のレポート。ちょろっとプラスアルファで自分の本音を入れただけですー」
有理は怒る先生を視界に入れず、器用に話しながら本を読む。彼女は長い髪をバッサリと切ってしまっていて、その長さは彼女の最愛の双子の妹である由香よりも短かった。
頬には薄くたて長い傷があるが、有理はそれでも美しかった。流れる艶やかな黒髪を耳にかけ、その傷を隠すどころか堂々と見せる彼女は今までの雰囲気よりもどこか快活な印象を受ける。
「それが! レポート自体は素晴らしいですよ! 最後の数行さえなければ、ね!」
先生は手にぞんざいに紙を持ち、有理の出来るだけ近い所に突き出した。ともすればぶつかってしまいそうな紙と有理であったが、それでも有理は本から目を離さない。
「わー褒めてくださってうれしー」
感情のこもらない有理の言葉に先生の神経はますます逆なでられた。
有理の向かう机を叩き、額に青筋をたてた。紙が先生の手のひらでぐしゃりと潰れた音を出す。
「本をおいてこっちを見る! 褒められますか! なんですかこの最後の『この歴史を遡っていくにあたり、どの時代でもこの国の人間は迂闊であり、非常に考えの足りないということが解る』……解ってたまるか!」
言葉を崩すほどショックだったのか。仕方がないので爪の先ほどには申し訳ないと思ってやろうか。
有理はひどく上から目線でそこまで考え、やっと本を閉じて仕方なさそうに体を先生に向けた。
「仕方なさそうにしない! あああもう! こんなのを誰が男好きなんて言ったんですか!」
文句を怒声に変えて言う先生に体を向き直しても有理は怯む様子も無い。
「全部先生でーす。まあ、不特定多数ならそんなの言われまくってますけどー現在進行形で」
飄々と答える有理が先生には憎らしい。嘆くように先生は有理から目を逸らした。
「あの頃の自分に言ってやりたい! こいつはただの虎かぶりだと!」
いつの間にそんな日本的な言い回しを覚えたのだろうか。わざわざ工夫すらしてある。
一瞬そうは思ったが、有理の思考はそこからすぐに逸れた。
「虎ですか。こっちにもいるんですか虎」
きらりと、そんな音がしそうなほど有理の表情が変わった。虎に負けた先生の悲しみは深い。
「そこですか! 動物好きなんですか! 何言っても顔色ひとつ変えなかったくせに!」
先生に言われて、少し声を小さく、恥ずかしそうにする有理。
「だ、だって、由香が、いつもまるで動物みたいに可愛かったから……」
「見に行きましょうか動物」
「先生!」
二人は喧嘩(のようなもの)をしたことも忘れ、がっしりと強く友情の手を組んだ。変わり身の速さは先生もなかなかなものである。
有理の期待に胸を膨らます事が手に取るようにわかる目を見て、自分を取り戻した先生は苦い笑いを溢す。
だがそれも一瞬の事で、先生は目を薄く開き笑っていない笑顔を作った。
「で、貴女を最近男好き呼ばわりした愚か者は誰ですか?」
「教えません。自分で対処できますよめんどくさい」
「貴女はどうやったらそんなに可愛いげのないことになるんですか」
「失礼ですよ先生」
「貴女には負けます」
とある庭で。
「王子様はほんとに腐れ野郎ですね!」
少女の苛立たしげな声が響く。
「……そんな暴言初めて言われたぞ」
「いいからとっとと帰って仕事してくださいよ仕事。そんなんだから半人前だって言われるんですよ腐れ王子」
備え付けられた椅子に座って、有理は本を開く。もう王子を視界にいれることもしない。
有理の言葉にうろたえた王子は何も言えず悔しそうにする。だがすぐに立て直し、反論の言葉を見つけた。
「お前はいいのか!」
まるで鬼の首を取ったかのような顔をして王子は言うが、自分と相手を同列に考える事自体が間違いだと気付いた方がいい。同列に扱われた有理は出来るだけ苛々を抑えて、相手が嫌がるわざとらしい声を意識して出した。
「私はちゃーんと全部終わらせてますー。いいからとっととこの場所を譲ってくださいよ私のお気に入りなんですからここ」
尚も本を読みながら、有理は王子をあしらう。ほんとはやく消えてほしい、と面倒そうな雰囲気は忘れない。というか小さくだが声に出ていた。その言葉は王子の耳に正しく聞き取れてしまった。
「……お前が嫌がるのなら俺はここにいる!」
悔しさが変な方向に向かったのか、王子がそんなことを言いだした。何だこの馬鹿。有理の顔にはありありとそう書かれていた。
さすがにむかつきを禁じえない気持ちになり、有理は本を閉じて静かに息を吸う。仏の顔も三度までだ
。有理は獲物を仕留める目になった。
そんな有理に王子は何を言われてもいいようにと心を構える。
そんなこと、無意味だということが王子はわかっていない。有理は心の中で嘲笑った。
「『アイツって、綺麗だよな。なんか良い匂いするし……見てると守ってやんなくちゃ、とか思っちまう。俺、ユカに』」
「うああああああああ!!!! やめろ! やめてくれええええ!」
この場合、有理の科白でのユカというのは有理であったことは王子にもよくわかった。というか、よく記憶に残っていた。由香に相談していた、まだ真実を知らないときの甘酸っぱい記憶。
そんな自分の記憶を掘り起こされ、王子は叫び悶える。有理はそんな王子を視界に入れて、鮮やかに笑った。
「恥ずかしいですねえ。こーんな科白。ていうか、匂いって……気持ち悪い。どん引きです」
「なんで! なんでお前が知ってんだよおおおおお!! それは俺とユカの、」
王子の悲痛な声がこだまする。だが、王子は自分のいった言葉にハッとなり止まる。由香の名前が王子の口から出たとたん、有理はひどく優しい顔をした。
「やですね。私が由香のことで知らないことがあるわけないじゃないですか」
甘い甘い声。言葉が文字として目に見えるのならきっとハートが乱舞していただろう。
王子はそんな甘い声と顔にときめくどころかゾッとした。
「最低だよそんなお前にどん引きとか言われたくねえよ! お前にどん引きだよ! こええよ!」
寒気がするように自分を抱きしめる王子に、有理は頬を染める。
「やだ、そんなに誉めないでください。確かに私は由香を愛してますが」
「……言ってねえよそんなこと!!」
見目だけなら非常に可憐な有理に王子は一瞬狼狽え、少し目元を赤くした。そんな王子を見て、熱も冷めたのか有理はひどく気持ち悪そうに王子を見た。
「やめてくださいよ気持ち悪い。確かに私は美しくて貴方が一目惚れするほどですけど」
喋る言葉はともかく、有理の美しい顔は確かに王子の好みそのものだった。そんな好みの顔にそんな言葉を言われ、
「頼むから俺の黒歴史を出すのやめて! 後その顔で喋らないで!」
「二重に失礼ですね」
黒歴史の意味は由香に聞いたのだろうか羨ましい。そうは思うも両手で顔を押さえるという乙女ポーズをした王子に有理は一層嫌そうな顔をして王子から可能な限り距離をとった。
王子とくだらないやり取りをしていると、有理の耳に静かに歩く音が聞こえた。有理の耳にはよく届く音。王子の存在にも増して面倒な人が来たと有理は大きくため息をついてから口を開いた。
「聖女様、聖職者であるあなた様がこそこそといやらしい。こっそりせず堂々といらっしゃればどうです」
「い、い、い、いやらしいですってええ!! し、失礼です!」
顔を真っ赤にして有理たちの目の前に現れる聖女はひどく憤慨していた。そんな聖女に本当にこの国の人はうるさいな、と有理は思う。
「毎度毎度覗き見する方が失礼だと思いまーす。なんなんですか、私のストーカーですか」
やる気が全く感じられない目で有理に見られ、聖女はますます頭に血を上らせる。だが、一つ咳をして深呼吸をしてどうにか落ち着こうとする。
私は由緒正しき聖女、聖女、聖女。
その落ち着き方もどうかとは思うが、聖女はそれで気を持ち直したらしい。
コホンと一度咳払いをして恭しく挨拶する。
「こんにちは巫女様、今日もお会いでき光栄です。巫女様の美しさには私の中の太陽も恥じらって雲隠れいたしますわ(貴女と会ったことで私の気分は曇天じゃボケェ)」
「ご挨拶頂けて光栄です。聖女様の美しさに至っては今日も変わらず宵闇が明るく感じるほどで、私なぞ恥ずかしいものです(宵闇よりも真っ黒な腹を隠してから来なさいこの馬鹿が)」
有理も聖女も負けず劣らずの笑顔で言い切った。誉めあっているはずなのに雰囲気は殺伐としていて暗く重い。
不思議と含んだ言葉が目に見えて、聖女が来たことに途中まで気が付いていなかった王子は顔を青くした。そういえば聖女は以外と田舎育ちで口が悪かったということを思い出したのは現実逃避だろう。
表面上にこやかな会話をする彼女たちに王子は早く仕事したいな。と己のやるべきことを思い出した。それもまた現実逃避だ。
「と、まあ言葉遊びはここまでにして。実際何をなさりに? 正直私は先ほどから本が読みたくても邪魔され続けて嫌になってきたのですが」
茶番を早々に終わらせた有理は肩を竦めて聖女に向き直った。話しを元に戻されて聖女はまた顔に血を集める。
「べ、別に用なんてありません! ただまた王子をたぶらかしているようならと……!」
言い訳のように言う聖女。それに対して、
「それはない」
非常に素早い否定。王子と有理、二人の声と心が揃った瞬間だった。これはこれで今後そうない珍事だろう。
二人に力強く否定され、言い訳も尽きたのか聖女は鼻を鳴らして高圧的な態度を無理に出す。
「な、なら良いのです! 私は別にユウリさ、巫女様と話したいわけでもなんでもないのですから!」
なんだかよく解らないけれど、そういえば学校にもいたなこんな人。有理は懐かしい顔を思い出して、目の前の聖女に面倒な人認定をした。
「いつも思うんですけど、聖女様。そのコミュ障直さないと友達出来ませんよ」
「こ、コミュ障とはなんのことか知りませんが、なんだかひどく屈辱的なことを言われた気がします……!」
言われた言葉の意味はわからないが貶されたことは理解したらしい。だが言われた意味はわからず、反論が出来ないため聖女はひどく悔しそうな顔をする。
「気にしないでください、異文化コミュニケーションですよ」
有理も有理でそれを理解しているため、非常に適当な言葉を返した。
「全然解らんがたぶん違うと思うぞ」
「黙ってください王子」
ようやく口をはさんだ王子に有理は冷たく言う。本当に王子は必要の無い事しか言いませんね。そんな気持ちが存分に雰囲気には出ていた。
「……俺に対して特に冷たくないか?」
今更知ったんですか。救いのない頭ですね。有理はそう思ったがさすがに不敬かと思い口にはしなかった。不敬とか、問題はもっと根本的な所にあるがそんなことを気にするような有理ではない。
「でも、私言ってあげましたよね、仕事してくださいって。まあ、いつも通り怒られてください」
また聞こえてきた今度は潜むようではない足音に、有理は肩をすくめてそう言う。現れたその人に、王子はヤバイという顔を隠さない。
「王子!」
「げっ! 先生……」
業を煮やしたのだろう。先生はわざわざ王子を迎えに来て、出会い頭に頭を叩いた。あれこそ不敬じゃないだろうか。私なんてまだまだ大丈夫ですね、と有理は自分を正当化した。
「私の優しさを無視するからですよ」
叩かれた王子を見下すような顔で見てから、有理は持っていた本を思いしたように先生に差し出した。
「そういえば先生、これ、私に毒を仕込んだり暗殺者仕向けたりしてる人の名簿です。確認もしておこうかと思ったのに皆様に邪魔されるので先生がしておいてください」
何事もないように差し出された本を、先生は一拍の間を置いて何かを抑えるような手で受け取った。そして本を開けて軽く目を通す。
そして先生は有理にも一発。王子にした力の半分ほどのものであったが。
「えー、なんで叩くんですか。国を脅かす意思のある人らをせっかく頑張ってリストアップしたのにい」
殴られた理由に心当たりが無いわけではない有理の言葉は白々しい。先生はまた声を張り上げた。
「何をずっと読んでいるのかと思えばあなたは! なにかあったらすぐ言いなさいと言ってるでしょう! こんなものに手を出して危険にさらされて!」
怒る先生に有理は反省する素振りも萎縮する素振りも見せない。
「調べたのはちゃんとうちの子たちですもんー。しかもそんなに危ないことなんてしてませんー」
「毒を仕込まれて暗殺者仕向けられることのどこが! 危なくない何て言えるんですか馬鹿ですかあなた!」
先生の言葉に心外だ、とでも言うような顔をして有理は間の伸びた声を出す。
「天才とは言われても馬鹿とは言われないでーす」
「黙りなさい!」
「お前、確かにそれは言えよ! 頼りになんねーだろうけど、知らないところで危険になってほしくはねえよ!」
「そ、そうです! べ、別に心配してる訳じゃありませんけど、あなたはもっと自分を省みるべきです!」
王子と聖女にまで大きな声で言われ、まあこれでも守ろうという努力はしてくれているのかと、有理は彼らに妥協してあげる気持ちを持った。やはり上から目線で。
「……まぁ、次からじゃあ、気を付けます」
「面倒そうにしない!」
三重奏で言われた言葉に、有理は非常に仕方がなさそうに、半目でゆるりと頷いた。
毎日こうして下らないやりとりばかりしているが、これはこれで悪くないと有理はやっと思えるようになった。だがやはり、由香が居ないことが寂しいと思う気持ちは変わらない。心になにか足りないと思う気持ちは、常に存在する。
由香が居なくて何度も壊れかけた。死にたくなった。でも、まだこうして生きている。
幾度も殺されかけて、殺してほしいと思った。でもまだ死ねなかった。
空はどこも繋がっているというが、異世界になると話しは別だろう。繋がっていないことは知っているが、澄んだ空に今日も祈る。
由香、元気ですか。
こっちは意外となんとかなっています。ここは刺激には事欠かないほど危険な場所で、貴女もここにいたら私はきっと気がおかしくなるほど心配したと思うので、やはり帰ってもらって正解だったと思います。
面倒な人ばかりで、理解できないことも多いです。正直好きにはなれません。でも由香が大切に思った人たちだから、私も頑張ろうと思います。
由香。
由香。
貴方がいなくて、こんなに辛いとは思いませんでした。貴方も寂しいと思ってくれているでしょうか。
由香。
ちゃんと幸せですか?
どうか貴方があの世界で幸せに生きていますように。
私は遠いこの場所で、由香の幸せを願い続けて生きたいと思うのです。
「おい、ユウリ。どうしたんだ?」
「黙れ愚図」
「今までで一番ひどい!」
「貴女! 先生と動物を見に行く約束をしているようですね! し、仕方ないからついていってあげます」
「え、聖女様、とうとう人間の友達は諦めましたか? 」
「なんでそうなるんですボケが!」
「ユウリ」
「なんでしょうか先生」
「ありがとう、ございます」
「意味解らないです加齢臭臭いので黙ってください」
「そんな年じゃありませんよ! 照れ隠しも大概にしなさい!」
「その割りに必死ですね」
由香。
私は何年たとうと、あなたを、
ここまで読んでいただきありがとうございました!
最終話は後日編で蛇足的な感じでほのぼのとしたように書かせて頂きましたが、有理が残った直後は非常に殺伐としていたと思います。
四話構成では後味が悪いかと思い、やはり自分の好み的に急にこの話をつけたさせていただきました。
前のままのほうがと思われる方は読まなかったことに……すいません。
↓キャラ設定(読む必要はないのでお嫌いな方はここまででお願いいたします)
無駄に長いです
先生……
先生。名前は未だ無い。三人の中では比較的大人な人だったので有理との和解、理解も早かった。
早い段階で由香に懸想していたが、自覚するまでにいろいろ葛藤があった。でもヘタレではない。
当初有理からは一番嫌われていた。由香につく悪い虫なので。
でも実は由香への求愛は断られていた。だって由香はまだ17歳。結婚とか、まだ早いし重い。そのあたりの文化の違いとかを考えないあたり詰めが甘い。でも最終的には由香が幸せならいいと男気ある思い直しをした。有理と一緒に由香の幸せを考えるようになった。
そんなに気は短くないのに気が付いたらよく怒鳴っている。よくのどを痛める。
王子……
王子。名前は未だ無い。実は第一王子じゃなく第二王子。たぶん国王にはなれない。頭があまりよくない。運動はできる。
有理に一目惚れしていい感じじゃねコレみたいなことを思って途中まで一人ただ幸せだった。
恋は盲目状態でユカ(有理)がユウリ(由香)を苛めているのに全く気付けなかった。
正直な所、有理も早く気付いてほしかったのにこいつが全く気付いてくれないせいで、直接由香に会ってもう一度パァンしなくてはならなくなったため、そのあたりで溜まった苛々で今も有理に冷たくされている。そのことはまだ知らない。
今でも有理の見た目に胸が高鳴るが、喋ると夢が壊される。でも最近なんだか冷たくされると逆に胸がドキドキするようになってきて自分でも戸惑っている。ヘタレで間違いない。
聖女……
聖女。名前は未だ無い。由香にはデレデレだったが、いろいろあって有理には素直になれずツンデレになった。たまにボケェとかすごい口が悪くなる。
凄い田舎で聖女認定されて出てきたため、城の人間に劣等感がある。それで友達とかいない。有理と仲良くなりたいと心の奥底では思っているが、自覚も無ければ有理にツンデレの耐性がないためうまくいかない。
実は由香が周りからいろいろ苛められている事は早い段階で知っていたが、由香に言わないでくれと頼まれどうすることも出来ずに居た。なので由香が帰ってホッとする気持ちもあったので心の中では有理の理解はできていた。でも素直になれない。
有理……
由香と双子で姉。身体能力、頭脳、容姿が非常に優れているが、由香以外に興味がないためあまり有効活用はされない。一番有効活用されたのは由香へのストーカー活動の時。
実は由香だけの前では気弱で泣き虫だった。由香とおそろいの短い髪にしたかったが由香に言われて伸ばし続けていた。由香厨で間違いない。
頬の傷は何が何でも一生残すつもり。
由香……
平凡な割りに人に好かれやすい。けれど優しい優しいと言われる割に結局有理が一番。そう思うとそんなに優しい人間じゃない。
実はヤンデレ要素が入ってきていた。耳を切り落としてとか、最後の暗殺者の時もここで死んだら有理に気にかけてもらえるかな、とか思ってた。依存度はもしかすると有理より高いかもしれない。
髪の毛は伸ばしたかったが手入れが面倒で切っていた。意外とだいぶ大雑把な性格。有理厨で間違いない。異世界で一番仲がよかったのは、実は聖女でも先生でもなく腕利きの護衛の人。




