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生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる  作者: トーヤ


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ギルド食堂の新メニュー〜ジャクリーン(副料理長)

累計PV500,000PV突破です。

リアクション6,000突破です。

ありがとうございますm(_ _)m

嬉しいです(^o^)


冒険者ギルドの食堂を任されている私が、料理長で兄のジーガと共に、ギルマスとグランドマスターに呼ばれたのは、夜の仕込みにはまだ早い時間だった。


そうは言っても、依頼も受けずに昼間っからエールでまったりしているおバカさんたちもいるけれどね。


この時間はエールは提供するけれど、食べ物は干し肉くらいしかないのは、しかたないと思わない?


メインは夜の営業なんだもの。


エールの提供なら、補助の子達だけでも問題ないとギルマスも把握しているみたいね。

さて、何の用事かしらね?



「おー、来たな。座ってくれ」


ギルマスの執務室の奥にあるちょっとした応接セットで話をするみたい。


グランドマスターもニコニコしている。


悪い話ではなさそうだけれど…。


「仕込みで忙しくなる時間前にすまんの」

「いえ、俺たちに何か?」


ジーガの声がいつもより少しだけ低い。

これはジーガの機嫌がイマイチなときなのよね。

ルーティンを崩されるのが嫌なのよね。


食堂が営業時間の時は、臨機応変に対応出来るのに、なぜか他の時は決まった行動を取りたがるのよね。


真面目って言うか、几帳面って言うか、神経質って言うか…。

大雑把な私とは、真逆なのよね。

兄妹なのに、全然似てない。

だから、一緒に仕事出来てるのかもしれないけれどね。


「忙しいだろうから、本題にはいるぞ。実はダンジョンで新しい調味料の実が採取されたんじゃ」


調味料!?

しかも新しい調味料!?


「それはどんなものですか!?」


ジーガが喰いついた。

私も気になるわ。

今までみたいな塩味一択から変わるってことよね!?


「商業ギルドから登録されたレシピも購入済みだ。ギルドの食堂で出してみてくれんか?」


ギルマスからレシピと実を渡された。


ジーガが見ているレシピを横から覗く。


えっ!?


この実で薄切り肉を煮込むだけ!?

ヤマトの実って言うの?

こっちの実…シグレの実も調理方法は同じね。

味が違うの!?


こっちのレシピは、ショウユの実?と湧きミリン?にショウガの根?をすりおろしたものとシュガーの球根でタレを作って焼いたお肉に絡めると?

何それ?

知らない実や根や球根ばかりで味の想像がつかないんだけれど?


「ギルマス、これらの実は数は手に入るのか?原価は?」

「実は買取価格もまだ決まっとらんのじゃ、この味が受け入れられれば、常設依頼にするつもりじゃ」


常設依頼になれば、原価はそこそこ抑えられるわよね。


「とりあえずレシピ通りに作ってみるか」

「そうね、味がわからないと調整も出来ないものね」


ジーガは私を見て頷く。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



ちょっとちょっとちょっと!!!

何よコレ。

何なのよ!?

美味しいなんてものじゃないじゃない!


ジーガも固まっちゃってるじゃないの!


「うまいな…」

「これは問題なく人気メニューになると思うわ」


私がそう言うと、ジーガは不満気に頷いた。


「そうだな…でも…」

「何が不満なのよ」


私がジロリと視線を向けると、


「俺が作りたかった」


そう言うことね。


「それなら、この実や根を使って新しいレシピを考えればいいでしょ?」


元々このレシピを登録した人は、アレンジとかどんどん考えて登録してくれればいいって言ってくれてるみたいだし。


「そう、だな」

「そうよ!本職の料理人の腕の見せ所よ!」


ジーガが作るものは、レシピ通りに作ってもそれ以上に美味しくなる。

ジーガの職業が料理人で、スキルにも【下処理】とか【調理】とか【絶対味覚】なんてものをもっているからだと思うのよね。



それから、ギルドの食堂にお試しで加わった新メニューのシグレ煮、ヤマト煮、ショウガ焼きは、すごい勢いで受け入れられていくこととなり、町の食堂なんかでもシグレ煮とヤマト煮は煮込むだけなのもあって、一気に広がりを見せた。


ジーガとギルマスと相談して、町の食堂で出されるようになったものは、そちらに任せることにして、他のものをギルドでは出すようにする。


レシピ通りのショウガ焼きやボアの角煮が受け入れられて、町にそれらの料理が広がると、ジーガは独自の味付けにこだわるようになった。


その中でも、ジーガの作るハンバーグはかなり美味しいと思うのよね。

身内贔屓ではないと思うわよ?


その証明になると思うけど、レシピを登録した人がこっそりと食べに来ていたらしく、ギルマスに絶品だったと伝言を残して行ってくれたみたいだもの。

いつ来てくれていたのかしらね?


今度その人が来たら教えてもらいたいわよね。

お礼とか言いたいじゃない?


お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。


引き続き他の作品共々よろしくお願いします!


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