↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる  作者: トーヤ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
185/209

獣人狩り〜ハクレイ(騎士団員)

累計PV490,000PV突破です。

リアクション5,000突破です。

ありがとうございますm(_ _)m

嬉しいです(^o^)


頭がまだクラクラしやがる。

俺は、と言うか俺たち獣人は魔法耐性が低い。

身体強化なんかは得意なんだがなぁ。

だからか魔法の扱いも苦手な者が8割を超える。

魔力がないわけではないが、魔力総量は低い傾向だ。


物理なら絶対に負けない相手でも、魔法でなら簡単に負ける。


これはその種族属性を考慮した計画的なものではないかと俺は思う。


噂には聞いていたが、まさか…な。

騎士団に所属している自分が、獣人狩りにあうことなるとは夢にも思わなかった。


しかも王都の商業地区でだ。

あんな人通りの多いところで、どうしたらそんなことになるんだ!?


トライアングリカ王国では、獣人だからと言って種族差別はない。

もちろん、他のエルフやドワーフ、魔族なんかも同じだ。

だから、王都や他の町でも基本的に色んな種族が入り混じって暮らしている。

各種族の里や町なんかは、その種族だけのところも多いけれど。



なんで今こんな事態に陥っているのか、俺は思い返してみる。


去年騎士団の見習いとなり、今年正式に騎士団へと入団することが出来た。

魔法は苦手だけど、それでも問題ないほどの剣や槍、弓の技術を上げたんだ。

その努力が認められたと思っている。


俺は、魔物討伐部隊に配属された。

ここには、ドワーフや獣人族が多く配属されている。


力こそ正義!

強さこそ正義!


そんな先輩がたくさんいる。

そもそも獣人族は多くがその…脳筋だ。

俺も例外ではないのだろうけどな。

他の隊員よりはマシだと思ってるけど。


あの日は非番で、たまたま商業地区の雑貨屋に行く予定だった。

次の長期の休みに家族に会いに帰省する予定だったからな。

8歳歳下で、まだ8歳の妹にお土産を買うつもりだった。


まだ上手く人化と獣化が出来なくて、突然変化(へんげ)して自分で驚くような可愛い妹だ。

赤みを帯びた茶色の虎人族だ。

黄色が好きだから黄色の髪飾りでも買ってあげるつもりで雑貨屋へ足を向けていた。


だからたぶん俺個人を狙った狩りではなかったはずだ。

獣人なら誰でも標的になり得たんだと思う。


ただ、妹と同じくらいの年頃の女の子が転んで泣いていたから、声をかけただけだった。

そこから俺の記憶はない。


気づいた時にはここにいて、腕と足を拘束されていた。


同じ部屋…牢なような薄暗い小汚い狭い部屋には、何人もの獣人が押し込められていた。


ここにいるのは、全員獣人族のようだ。

匂いで判別できる。

そもそも攫われたことで、精神が不安定になっているのだろう。


人化でも獣化でもなく、半獣化になってしまっている。


人化とは、人族と同じ姿になった状態だ。

獣化は、種族の本来の獣の姿の状態だ。

これらは、自身で制御出来ないと変化(へんげ)出来ない。


ただ半獣化というのは、厄介で精神的に不安定であったり、まだ制御が未熟であったり、驚いた拍子に出てしまうのだ。

そう、耳と尻尾が…。


俺とあと2人くらいしか人化を保てていない。

他は半獣化してしまっている。

たぶんそれで、誘拐犯側に種族がバレてしまっているだろう。


俺は、人化を保てている2人に声をかけてみることにした。


「この状況はどういうことかわかりますか?」

「あっ?」


目つきの鋭い男の方が、俺を睨みつける。

たぶん30歳台だろう。


機嫌がよろしくないようだな。

そりゃそうだよな。


「攫われたんですよ」


もう1人の細身の男がそう言う。

こちらは20歳台だと思う。

どちらにしても俺よりは年上だろう。


やっぱりそうだよな。

最初に思った通りに、獣人狩りにあったのだろう。

俺は、自分の状況を話してみることにした。


「俺は転んだ少女に声をかけたところから記憶がないのだが、あなたたちは?」


何か手掛かりはないだろうか?


俺はあの少女に魔法を使われたのだろう。


「あんたもか、俺もそうだ。しかもそのガキはババアだったぞ」


目つきの鋭い男がそんなことを言う。

あの子がババア?

どういうことだ?


「なんでも魔法で少女に見せていたらしいです。さきほどその魔法使いの女性が笑いながらそう言ってました」


なんだと!?

初めっから騙されてたってことかよ!?

クソムカつくな。


「俺ら、これからどうなるとか言ってましたか?」

「オークションに出品されるんだとよ」


クソがっ!!と目つきの鋭い男が、吐き捨てる。

周りにいる獣人がビクッとする。

オークション?

まさか!?


「オークションって、奴隷オークションかっ!?」


細身の男が、頷く。

マジかよ。

冗談じゃねぇぞ!?

なんとかここから逃げる方法を探さねぇと。

奴隷に落とされちまう。


しかもオークションで変態野郎に買われたら、慰みものにされるか、ズタボロにされるまで危害を加えれられるか、死ぬまでキツい労働をさせられるか…。


どれもゴメンだ。

クソっ!

なんとかしねぇと。

なにか逃げ出す方法はないか。

手足の拘束がなければ、なんとでもなりそうなのにっ。


腕に力を込めてみるがびくともしない。


「ムダだぜ?弱体化の魔導具らしいぜ」


弱体化の魔導具?

そんなものがあるのか。


「俺らも散々試してみたさ。そしたら魔法使いのババアが高笑いしながら、そう言っていきやがった」


マジかよ。

弱体化…。


「獣化したら壊れたりしないか?」

「ムリだ、自動サイズ調整付きらしい」


くそっ。

用意周到かよっ。


どうする。

どうすればいい。

考えろ。

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。


引き続き他の作品共々よろしくお願いします!


ダンジョン代行 なんでも屋におまかせ!〜俺のダンジョンはまだないので他人のダンジョンで活動します〜

https://ncode.syosetu.com/n0151lz/


大賢者リオールは楽しみたい!

https://ncode.syosetu.com/n6058kb/


神様のムチャブリで死亡フラグだらけの侯爵令嬢に転生しました

https://ncode.syosetu.com/n3559mr/


ようこそ!ダンジョンへ!

https://ncode.syosetu.com/n3468kt/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。