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ガチゴミスキルで追放された俺、実は最強で異世界を無双する  作者: 木挽
【第2部】さらなる冒険へ

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85/91

第85話《蒼紋騎士団、捕食》

ボス部屋。


黒い液体状の怪物――

キングコボルト・アルファが、グラディウスの前で揺れていた。


グラディウスは指を鳴らす。

「ゆけ……キングコボルト・アルファ」


黒い液体は波打ち、

ボス部屋から溢れ出すように外へ流れ出た。


その速度は――

人間の目では追えないほど速い。



――中央広場


メメの声が震える。

『これは前代未聞〜!

ボスがボス部屋から出た〜!

……これは……蒼紋騎士団に向かっている様だ〜!!』


中央広場が騒然となる。

「ボスが出てきた!?」

「そんなのありかよ!?」



―― 蒼紋騎士団


ミサキが叫ぶ。

「うわ!あれ!!」


黒い液体の塊が、

蒼紋騎士団へ向かって一直線に迫ってくる。


メルセデスは即座に判断した。

「浮遊!……くそ……使えない!!」


アーサーも魔力を込めようとするが――

「…………クソぉ!!」

魔法が発動しない。


次の瞬間――

黒い液体が蒼紋騎士団を飲み込んだ。


溺れる。


液体の中で呼吸ができず、

団員たちは必死にもがく。


メルセデスは苦しそうに叫ぶ。

「……苦しい……溺れる……」


アーサーは歯を食いしばる。

「…………」


黒い液体は蒼紋騎士団を丸ごと包み込み、

そのままボス部屋へと引きずっていった。



――ボス部屋


グラディウスは腕を組み、

巨大な液体キングコボルト・アルファの前で笑う。

「クックック……

待っていたよ、人間ども」


メルセデスは咳き込みながら言う。

「……デビル…ゴホ…ダークネスファントム……」


グラディウスはゆっくりと歩み寄る。

「君たちは……餌だ。

**黒薔薇の翼**を釣るためのね……」


ユウタが怒りで震える。

「……!

ふざけんな!……ごふ……!」


シータが冷たく笑う。

「ふざけんなって……状況わかってる?

溺れかけてるじゃない……ふふふ……

何ができるの?」


シータが液体に指を触れた瞬間――

電撃が走る。


アーサーが悲鳴を上げた。

「ぐぁぁぁぁ!!

おのれ!!」


アーサーは大剣を振り回し、

液体を切り裂いて脱出した。


グラディウスは興味深そうに目を細める。

「ほう……やるではないか……」


アーサーは叫びながら斬りかかる。

「くらえ!!」


しかし――


アーサーの前に立ち塞がる影があった。


クラリス。

小剣でアーサーの大剣を受け止めた。


アーサーは目を見開く。

「なに!

馬鹿な……!」


クラリスは冷たく言い放つ。

「馬鹿なのはあなた。

魔力の乗ってない剣なぞ話にならない……」


クラリスは軽く剣を弾き、

アーサーの大剣を吹き飛ばした。


アーサーは武器を失い、


その瞬間――


黒い液体がアーサーを包み込んだ。



――中央広場


『蒼紋騎士団が……!

キングコボルト・アルファに飲まれた〜!!

これは……これは……どうなるんだ〜!?』


観客が悲鳴を上げる。

「蒼紋騎士団やばい!」

「DDF怖すぎる!」

「…このままじゃ死ぬんじゃ…!?」


中央広場は完全にパニックだった。


【作者からのお願い】いつも読んでいただきありがとうございます!ここまで続けられたのは、読んでくださる皆様のおかげです。もし「続きが気になる!」「面白い!」と少しでも思っていただけたら、ページの一番下にある【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして評価していただけると、執筆の大きな励みになります!ほんの数秒で済みますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします!

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