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ガチゴミスキルで追放された俺、実は最強で異世界を無双する  作者: 木挽
【第2部】さらなる冒険へ

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84/91

第84話《キングコボルト・アルファ》

第六階層――ボス部屋前。


黒い軍勢 デビルダークネスファントム が整列していた。


グラディウスはこめかみに指を当て、

例の“謎ポーズ”を決める。

「ここか……クラリス、開けろ」


クラリスは恥ずかしそうに頷く。

「はい……」


巨大な扉が軋みながら開く。


その瞬間――


キングコボルトが土下座していた。


■ ボスの土下座


『おっと〜!?

なぜかボスが変な格好……土下座か?

土下座なのか〜!?』


メメの実況が中央広場に響き渡る。


グラディウスはため息をついた。

「またか……」


キングコボルトは震えながら言う。

「申し訳ございません……

第四王子様がいらっしゃるとは……」


キキが笑う。

「予想してましたよキングコボルトさん」


キングコボルトは必死だ。

「今すぐ帰還しますので……

お許し下さい……!」


だが――


「その必要はないわよ〜」

シータが魔方陣を展開した。


キングコボルトの身体が光に包まれ、

はりつけ状態になる。


『ボスがはりつけだ〜!

なにが起きているんだ〜!?』


キングコボルトは叫ぶ。

「な!……これは……!」


グラディウスはゆっくり歩み寄り、

キングコボルトの前で止まった。

「我の力を授ける……

ありがたく受け取れ」


メイが前に出る。

「キングコボルト食べるね……」


「え?」


次の瞬間――


メイはキングコボルトの首筋に噛みついた。

「モグモグ」


「いや!!痛い!いや!!」


キングコボルトの身体がボコボコと変形し始める。


筋肉が膨張し、

皮膚が黒く染まり、

骨格が変形し、


叫び声がホールに響く。「いやぁぁぁぁぁ!!」


そして――


キングコボルトは真っ黒な液体状の魔固体へと変異した。


グラディウスは満足げに笑う。

「……いいね……

エレガントだよキングコボルト……

いや――キングコボルト・アルファ!」


『なんだこの状況は〜!

ボスが変異したぞ〜!!』


グラディウスが指を鳴らす。

「クックック……シータ、やれ」


「はい!

魔導カメラ属性変更!」


ダンジョン内の魔導カメラが黒く光り、

魔属性に切り替わる。


続いてシータが叫ぶ。

「マジックガード!」


ダンジョン全体が青白く光った。


■ ストレージ内(黒薔薇の翼)


ルシファーがモニタを見て叫ぶ。

「DDFがボスを改造している……

こいつらクリアする気ないのか?」


ルナが冷静に分析する。

『……しかもダンジョン内のマジック属性が無効化されたわ』


マコトは眉をひそめた。

「……無効化?」


ルナは淡々と続ける。

『魔法とアイテムが使えないってこと』


カリナは酒瓶を置いた。

「……それって?」


ルナは結論を言う。


『現在DDFがボスを支配している。

蒼紋騎士団はDDFとボスを倒さないと帰ってこれない』

カリナは爆笑した。

「ははははは!!

あいつら詰んだじゃねえか!!」


■ 蒼紋騎士団の絶望


メメの声がダンジョン内に響き渡る。

『DDFがボスを手なづけた様だ〜!』


メルセデスは震えた。

「……ボスを手なづけた……?」


アーサーは冷静に見えるが、

内心は焦っていた。

「……やつら何を企んでいる……

まぁいい……頃合いだ……帰還するぞ」


メルセデスが叫ぶ。

「はい!

全員帰還する!

帰還石を投げろ!」


団員たちが帰還石を地面に叩きつける。


砕け散る帰還石。だが――何も起きない。

「帰還石が……効かない……」


アーサーは叫ぶ。

「……くそ!

何が起きている!

ホークアイ!!」


だが――発動しない。


メルセデスは震えた声で言う。

「……魔法が……

アイテムが……使えない……」


蒼紋騎士団は完全に閉じ込められた。


【作者からのお願い】いつも読んでいただきありがとうございます!ここまで続けられたのは、読んでくださる皆様のおかげです。もし「続きが気になる!」「面白い!」と少しでも思っていただけたら、ページの一番下にある【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして評価していただけると、執筆の大きな励みになります!ほんの数秒で済みますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします!

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