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ガチゴミスキルで追放された俺、実は最強で異世界を無双する  作者: 木挽
【第2部】さらなる冒険へ

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第83話《揺らぐ蒼紋騎士団、進撃するDDF》

第六階層の中盤。


メルセデスが焦り気味に言う。

「団長……やはり奴ら来ないみたいです、帰還石で棄権しますか?」


アーサーは立ち止まり、後ろを振り返る。

「……中継されてるしな。

適当に進んで、**デビルダークネスファントム**にボスを譲ろう」


メルセデスは即座に頭を下げた。

「は!」


―― DDFデビルダークネスファントム


黒い軍勢が進撃していた。


グラディウスはコボルトの群れを見下ろし、

口元を歪める。

「くくく……弱い……弱いな」


前衛が一斉に突撃し、

コボルトたちを切り刻む。


無数の死体が転がり、

魔石が散乱する。


魔石を拾い集める、クラリス

「なかなか上等な魔石ね」


キキが指をさす。

「あ! グラディウス様!

グレーターコボルトです! デカいっす!」


グラディウスは一歩前に出る。

「私にまかせろ」


瞬時に前線へ跳躍。


手から雷の槍が形成される。

「――サンダーランス!」


雷光が走り、

巨大なグレーターコボルトの胴体を縦に裂いた。


巨体が崩れ落ち、

頭部が床を転がる。


シータが歓声を上げる。

「さすがグラ様〜!」


メイがお腹を鳴らす、

「……グレーターコボルト食べたい」


グラディウスは髪を払って笑う。

「……ふ……弱すぎる」


――その頃


蒼紋騎士団はゆっくり進んでいた。


ユウタがミサキに小声で話しかける。

「……なあミサキさん」


「何?」


ユウタは言いにくそうに続けた。

「……マコトがいたら……

戦わなきゃいけないんだよね」


ミサキは苦い顔をした。

「……そうだね。

ガルド様が言ってたね。

すっごい不本意……」


ユウタは頷く。

「ですよね!

なんか……アルヴァリアの国って……

正義とは思えない、みたいな」


ミサキは剣を握りしめた。

「マコトくんを殺せって……

何も悪いことしてないのに……」


ユウタも同じ気持ちだった。

「ヴァルガがどんな脅威かわからないけど……

実害はないからね」


その会話を――


アーサーは後方からホークアイ能力で静かに聞いていた。

(……我が国の本質に気付きはじめたか……)



―― 中央広場


巨大魔導モニタにメメの声が響く。

『破竹の勢いで進むDDF!

その後を追う蒼紋騎士団〜!

黒薔薇の翼はまだダンジョンに入ってないぞ〜!』


観客がざわつく。


「黒薔薇の翼どうした?」


「まさかの不参加?」


「いや絶対なんか企んでるだろ!」


DDFは最短ルートを突き進み、跡を追う蒼紋騎士団、

黒薔薇の翼はストレージで観戦している。


三つ巴の戦いは――

予想外の形で幕を開けようとしていた。


【作者からのお願い】いつも読んでいただきありがとうございます!ここまで続けられたのは、読んでくださる皆様のおかげです。もし「続きが気になる!」「面白い!」と少しでも思っていただけたら、ページの一番下にある【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして評価していただけると、執筆の大きな励みになります!ほんの数秒で済みますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします!

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