表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ガチゴミスキルの俺が世界を変える  作者: 木挽


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/10

第8話 蒼紋騎士団、ネトラ遺跡へ



死霧の森の奥。

黒竜ノクス=ドラグレアが倒れた場所――

そこに、アルヴァリア王国の国王直属部隊《蒼紋騎士団》が到着した。


長身で逞しい体躯の男、

団長 アーサー・ヴァルハイト が遺跡を見下ろす。


「……ここが、終焉結晶板が反応した場所か」


金髪ショートの美人副官、

メルセデス が頷く。


「はい。ノクス=ドラグレアの反応……

そして直後に《ヴァルガ・ブラッドレイジ》の反応が確認されています」


アーサーは険しい表情で息を吐く。


「二体の伝説級が同時に……あり得ん話だ」


---


◆ 遺跡内部の調査


蒼紋騎士団は遺跡へ突入した。


内部は黒焦げになり、

壁には巨大な斬撃痕が刻まれている。


アーサーは指で壁をなぞり、低く呟く。


「……これは……竜の鱗を断ち切るほどの斬撃……」


「団長、こちらを!」


魔導士が黒い鱗を多数発見した。


メルセデスが目を見開く。


「ノクスの……鱗……?

血の跡もあります。ここで殺されたのは間違いありません……

ですが……死体が無い……」


アーサーは眉をひそめた。


「あの巨大な竜を……誰かが運んだ……?

たった数時間で……?」


蒼紋騎士団の面々がざわめく。


---


◆ ヴァルガの痕跡


さらに奥へ進むと、

床に黒い羽根のような残滓が落ちていた。


メルセデスが震える声で言う。


「…………狂戦士ヴァルガの魔力反応です……

ヴァルガは間違いなくここにいました」


アーサーは静かに目を閉じる。


「……ヴァルガが、黒竜を殺した……

だが……奴が死体を持ち去る理由は無い」


彼の視線は、床に残る“人間の足跡”へ向いた。


「……誰かがヴァルガを“召喚”し、黒竜を討った……?」


---


◆ 王国への報告


アーサーは魔導通信を開く。


「レオニス国王陛下。報告します。

ノクス=ドラグレアは……“討伐された”と見られます」


『……討伐……? 誰がだ』


「状況的に……ヴァルガ・ブラッドレイジかと」


『……ヴァルガ……やはり復活したか……厄災め……

奴の足取りは?』


「わかりません。現在、捜索させております」


『……たのんだぞ……』


通信が切れる。


アーサーはすぐに魔導塔のガルドへ連絡を入れた。


「ガルド!」


『はい、国王様』


「緊急三国会議を手配せよ」


『……はっ!』


魔導通信が途切れ、

王国は静かに――しかし確実に動き始めた。


黒竜の死。

狂戦士の復活。

そして、死体を持ち去った“何者か”。


世界の均衡が、音を立てて崩れ始めていた。


---

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ