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ガチゴミスキルで追放された俺、実は最強で異世界を無双する  作者: 木挽
【第2部】さらなる冒険へ

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第73話《追跡のアーサー》

――出口前

アーサーが姿を現した瞬間、カリナは肩を跳ねさせた。

「……わ、わたしは薔薇だ!」


アーサーは即答した。

「いやいや、声がカリナだよ」


「……くっ……マコト!」


マコトは即座に手を上げる。

「はい、リデジューストレージ。俺とカリナさん収納」

パッと光が弾け、

マコトとカリナの姿が消えた。


アーサーは目を見開く。

「……消えた」


その横を、ルシファーがすり抜ける。

縁へ向かって助走し――

大きく跳んだ。


アーサーの視界から白い影が消える。

「……っ!」


アーサーは慌てて縁に駆け寄った。

下では、ルシファーが翼を広げて滑空していた。


「逃がさんぞ!!」

アーサーも飛行魔法で追いかける。


風を裂く音が響く。

「――ホークアイ!」


視界が研ぎ澄まされ、

ルシファーのステータスが読み取れる。

ルシファー=アビスロード

SSS…マスターウィザード

「すごい……あの若さで……

……ちょっと待て。アビスロード?

魔族王家か!!」


アーサーは速度を上げる。


距離がどんどん詰まっていく。


「スパイダーショット!」

アーサーの手から無数の光る糸が放たれ、

ルシファーの翼に絡みついた。


「うわっ!?

落ちる!まずい!!」


ルナが鋭く叫ぶ。

『マコト!地面すれすれで収納!』


「はい!」


ルシファーは急降下。

地面が迫る。


アーサーが追撃する。


「ウォーターバインド!」

地面にゼリー状の液体が広がり、

落下地点を完全に塞いだ。


ルナが叫ぶ。『マズイわ!!』


だが――


ウォーターバインドの直前で、

ルシファーの姿がふっと消えた。


「何ぃ!?消えた!!」


アーサーは空中で拳を握りしめ、

その場に取り残された。


ストレージ内ルシファーは床に座り込み、肩で息をしていた。

「はぁ……はぁ……何あの人……めっちゃ早い……」


カリナは酒を片手に眉をひそめる。

「……アーサーだ。全く、しつこい」


マコトは困ったように言った。

「僕たちに何の用なんですかね?」


カリナは肩をすくめる。

「わからんが……厄介なことは確かだ……」


ルナが警戒するように言う。

『……なんかいろんな魔法使って、

私たち探してるわね』


カリナは大きく伸びをした。

「……そのうち帰るだろ。

私は酒飲んで寝る」


ストレージ内に、

カリナの豪快な飲みっぷりと、

ルシファーの疲れたため息が響いた。


【作者からのお願い】いつも読んでいただきありがとうございます!ここまで続けられたのは、読んでくださる皆様のおかげです。もし「続きが気になる!」「面白い!」と少しでも思っていただけたら、ページの一番下にある【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして評価していただけると、執筆の大きな励みになります!ほんの数秒で済みますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします!

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