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ガチゴミスキルで追放された俺、実は最強で異世界を無双する  作者: 木挽
【第2部】さらなる冒険へ

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第68話《再生と再戦の気配》

――ホワイトクルセイダー本部


白い石造りの祭壇に、淡い光が揺らめいていた。

その中心、光陣の上にはマリオとタケシが横たえられている。


ジャスティスは二人の変わり果てた姿を見下ろし、

震える声で呟いた。

「……なぜだ……」


マリオの四肢は不自然な方向に折れ曲がり、

タケシに至っては片足が千切れかけていた。


メンバー最強と謳われた二人の姿とは思えない。

「……こいつらはノース大陸最強の二人だぞ……

なぜ負けたのだ……」


マリオは苦しげに息を吐きながら答えた。

「……ヴァ……ルガです……

ヴァルガが……出てきました……」


ジャスティスの顔色が変わる。

「ヴァルガ!? あのヴァルガか!?

あんなもの……伝説だろう……

待て、待て……なぜあの空間にヴァルガが出てくる……

そもそも誰も出て来れないはずだ……」


マリオは首を振る。

「……理由は全く分かりません……

ですが……本当に出てきました……」


ジャスティスはタケシに視線を向けた。

「タケシ……お前は何かあるか?」


タケシは口を開こうとしたが、

声にならなかった。


ジャスティスは静かに言う。

「……悪い、喋らないんだなお前……。

お前はよくやった」


タケシはわずかに頷いた。


ジャスティスは深く息を吸い、

静かに言葉を紡ぐ。

「……まあいい。

なんとなく状況は理解した。

では行くぞ――“ジャスティス”」


光陣が強く輝き、

マリオとタケシの身体が光に包まれる。

折れた骨が戻り、裂けた肉が再生していく。


二人が起き上がると、

マリオはすぐに跪いた。

「申し訳ありません……

もう一度行きます……!」


ジャスティスは首を振る。

「焦ることはない。

次は俺も行く。

三人で行こう」



――宿屋ヌンセン。


蒼紋騎士団の総勢17名が集まり、

大反省会が開かれていた。


メルセデスは酒を煽りながら、

テーブルに突っ伏して泣き叫ぶ。

「……くそうぅぃ……

大失態だぁ〜……!」


アーサーは苦笑しながら肩を叩く。

「まあ、その辺にしとけ」


メルセデスはミサキに絡む。

「ミサキ〜ぃぃ!

現状で分かってることをまとめて喋ってくれぃ〜!」


ミサキは姿勢を正し、淡々と話し始めた。

「はい。

黒薔薇の翼は、メンバーは少ないものの……

“黒”と“薔薇”が消えたり出現したりできます。

そして我々には無い特殊な耐性を有し……

おそらく、めちゃくちゃ強いです」


メルセデスはテーブルを叩く。

「くそぅ〜!

我々は明日ぁ〜第4階層からぁ〜……

黒薔薇の翼は第5階層ぅ〜……!」


ユウタは真剣な顔で呟いた。

「……次こそは、“黒”がマコトなのか確かめたい……」


アーサーは静かに頷く。

「……うむ。

明日から俺もちょっと参加するぞ」



――その頃、ストレージ内。


巨大な伝説竜ノクス=ドラグレアの前に、

マコトが立っていた。


頭部以外はほとんど骨だけになっている。


マコトは手をかざし、呟いた。


残滓再構築レジデューリビルド!」


黒い霧が竜の身体を包み込み、

しばらくすると――

完全体のノクス=ドラグレアが姿を現した。


カリナは酒を片手にフライドチキンを食べながら叫ぶ。

「ヤバ!! 完全に戻ったじゃん!」


ルシファーは感動していた。

「……マジですごいですね、このスキル……

もはや神……」


ルナの声が響く。

『これ、切り売りするだけで一生食べていけるわね……』


次に、ツギハギだらけのオークキングの死体の前へ。

以前のスキル、レジデューリビルドⅡで

無理やり縫い合わせた状態だ。


マコトは手をかざす。

「こいつにもやってみますか……

レジデューリビルド!!」


黒い霧が包み、

ツギハギが消え、

綺麗な死体へと戻った。


マコトは顔をしかめる。

「……こいつは食べる気になりませんね……」


カリナも頷く。

「……だな」


最後に、黒ゴーレムの破片の山。


ルシファーが眉をひそめる。

「……さすがにこれは無理では……

全体の2割程度でしょうか……」


マコトは笑った。

「ワンチャンで、レジデューリビルド!」

黒い霧が破片を包み――

黒ゴーレムの完全体が現れた。


ルナが驚愕する。

『……マジか……すごいわね……』


カリナは食べていたフライドチキンの骨を投げた。

「これ、やってみろ鶏になったらスゲェな」


「はい! レジデューリビルド!」

黒い霧が包み、

新しいフライドチキンが出てきた。


カリナは肩を落とす。

「……さすがに鶏にはならんか」


マコトは苦笑した。

「まあでも、フライドチキンになっただけでもすごいかと……」


ルシファーは真剣な顔でまとめた。

「現段階では2割からですが、

残っていれば完全体に再生される……

ムチャクチャすごいスキルですね……」


【作者からのお願い】いつも読んでいただきありがとうございます!ここまで続けられたのは、読んでくださる皆様のおかげです。もし「続きが気になる!」「面白い!」と少しでも思っていただけたら、ページの一番下にある【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして評価していただけると、執筆の大きな励みになります!ほんの数秒で済みますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします!

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