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ガチゴミスキルで追放された俺、実は最強で異世界を無双する  作者: 木挽
【第2部】さらなる冒険へ

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第59話 閉ざされた扉、黒い幕

ボス部屋の入口は開いている。


だが、その先には――黒い幕。

まるで闇そのものが垂れ下がっているようで、中は一切見えなかった。


蒼紋騎士団が部屋に入ったはずなのに、

剣戟の音も、足音も、叫び声すら聞こえない。


異様な静寂だけが、前室に残っていた。



――チョモアーケディア―実況席


メメの声が響く。

『ボス部屋の映像が出ません〜!

蒼紋騎士団がどんな状況か、全くわかりません!』


レオンは腕を組み、険しい表情でモニターを見つめた。

『……先程から不具合が連続していますからね。

これは何かおかしい……調査隊を行かせた方がいいのでは』


メメが頷きかけたその時――


『おっと〜!

次のパーティがボス部屋前に来ました!

リーダーが剣先を入口に入れてますね〜何をしているのでしょうか?』


レオンの目が鋭くなる。

『映像アップにして下さい!』


ボス部屋入口がアップになる


『……幕だ。

入口に“幕”が張ってある!

やっぱり何かおかしい!

中止すべきだ!』


メメは動揺しながら実況を続ける。

『……パーティが全員入りました……

何が起きているのでしょうか〜……』



――ダンジョンオーソリティ


本部広い作戦室。

壁一面に魔導モニターが並び、

最上段の椅子には最高責任者マードックが座っていた。

「入れない!? 第4階層にか?」


職員が青ざめた顔で報告する。

「はい……ボス部屋の裏扉が、まったく動きません」


「……第4階層、何かがおかしい……

やむを得ん、中止する!

第4階層中止だ!」


黒服の職員が水晶体に手を置き、

ダンジョン停止操作を行う――が。

「……できません!全く反応しません

第4階層、中止できません!」


マードックは立ち上がった。

「なんだと!」



――チョモアーケディア―実況席


メメが震える声で伝える。

『ボス部屋にパーティ達が次々と入っていきます…

クリア判定が出ていないので、まだボスは倒されていないようで……

え!? はい……わかりました……

ただいま公式連絡です!

第4階層中止! 第4階層中止です!』


レオンは大きく息を吐いた。

『ですよね……いや〜良かった……

かなりおかしかったですからね』


だが――

魔導モニターには、

次々とボス部屋に入っていくパーティの姿が映り続けていた。


メメが叫ぶ。

『中止ですよ! みなさん!

中止ですってば!』


レオンは席を飛び降り、加速して一気に第4階層入口前へ走った。

「……これは……

ここにも“幕”がある!」


メメの方を振り返る。

「メメさん!

多分ヤバい状況だ!

俺が見てくる!」


『ええ〜!? ちょっと待って――』


レオンは黒い幕へと飛び込んだ。



――チョモアーケディア―中央広場


観客たちがざわつく。


「レオンが入ったぞ!」


「第4階層……何が起きているんだ!」


中央広場全体が不安と緊張に包まれ、

誰もが次の瞬間を固唾を飲んで見守っていた。



【作者からのお願い】いつも読んでいただきありがとうございます!ここまで続けられたのは、読んでくださる皆様のおかげです。もし「続きが気になる!」「面白い!」と少しでも思っていただけたら、ページの一番下にある【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして評価していただけると、執筆の大きな励みになります!ほんの数秒で済みますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします!

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