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ガチゴミスキルで追放された俺、実は最強で異世界を無双する  作者: 木挽
【第2部】さらなる冒険へ

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55/90

第55話 第4階層、再開前の混沌

第4階層入口のホールは、冒険者たちの熱気でむせ返るほどだった。


五日間の休止が続いたせいで、待ちきれないパーティが押し寄せている。


床には白いラインが引かれ、ゲート前には一定の距離が保たれていた。


頭上の魔導モニターには、今日の参加パーティ一覧が映し出されている。

蒼紋騎士団、黒薔薇の翼――

総勢二十四組ものパーティ名が並んでいた。

異例の多さだ。


メメの明るい実況が前室に響く。

『すごいです! 本日のエントリーは 24組!

歴史的にもなかなか無い大混雑です!

中でも注目は……大人気!

黒薔薇の翼だ〜!!』



――チョモアーケディア、中央広場


冒険者たちが歓声を上げる。


「待ってたぜ〜!!」


「復活して良かった〜!!」


「……あれ? でも黒と薔薇が見当たらないな!」


その瞬間、画面が切り替わった。

白虎装備に白いマスクをつけた

ルシファーの姿が映し出される。


テロップには大きく “翼” の文字。


『今回!

初登場、黒薔薇の翼の最後のメンバー――

“翼”だ〜!!

マスク越しにもイケメンがダダ漏れてるぞ〜!』


前室がざわつき、視線が一斉にルシファーへ向けられる。

「……あれ? みんなが僕を見ている……」

ルシファーは戸惑いながら呟いた。


その時、人垣をかき分けて蒼紋騎士団のメルセデスが現れた。

「……翼か?。

薔薇と黒はどうした!?」


ルシファーは柔らかく微笑んだ。

マスク越しでも分かるほどの優しい笑顔だった。

「……えっと……後から来る……かな」


その笑顔に、メルセデスは一瞬固まり、

頬を赤らめた。

「……な……そ、そうなのね……

わかったわ……」


彼女は慌てて引き返していった。



ストレージ内―――


カリナは外の気配を感じ取り、低く呟く。

「……やっぱり来たか、蒼紋騎士団」


マコトはモニター越しに前室を見つめる。

「……ですね。

ミサキさんとユウタさんもいますね」


ルナが冷静に告げる。

『とにかく最短ルートで行くわよ。

先行逃げ切り作戦で』


カリナが短く言う。

「マコト」


「はい。

残滓共鳴リデジューリンク――……最短ルート解析できました。

ルナとリンク!」


『リンク完了。いつでもいけるわ』


メメの声が響く。

『なお、ルールの追加があります!

対象フロア以外のモンスターへの干渉は禁止 となります!

まぁそんな事できるのはほとんどいないと思いますが……』


カリナがマコトを横目で見る。

「お前のことだ、マコト」


「……ですね。もうしません」


メメの声が響く。

『ではカウントします!

5!

4!

3!

2!

1!』


カリナの声がストレージ内に響く。

「ルシファー! いけ!」


その瞬間、ルシファーは白い翼を広げ、

一気に加速して先頭へ飛び出した。


「レジデューストレージ!俺とカリナさん出る!」


ゲート前に黒と薔薇が現れる。


メルセデスが叫ぶ。

「チッ……やられた!

みんな急げ!!」

ミサキとユウタも続く。


こうして――

第4階層の戦いがついに幕を開けた。


【作者からのお願い】いつも読んでいただきありがとうございます!ここまで続けられたのは、読んでくださる皆様のおかげです。もし「続きが気になる!」「面白い!」と少しでも思っていただけたら、ページの一番下にある【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして評価していただけると、執筆の大きな励みになります!ほんの数秒で済みますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします!

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