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ガチゴミスキルで追放された俺、実は最強で異世界を無双する  作者: 木挽
【第2部】さらなる冒険へ

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46/91

第46話 第3階層

第3階層入口前


魔導モニターには数組のパーティ名と共に黒薔薇の翼の文字。


石造りの広間は静まり返り、

壁に埋め込まれた魔導灯が淡く青い光を放っていた。


マコトは深呼吸し、目を閉じる。

残滓共鳴レジデューリンク!」


空気が震え、

マコトの周囲に淡い残滓の光が広がる。


階層全体の魔力の流れが、脳内に地図として浮かび上がった。


カリナは腕を組み、マコトを見つめる。

「……今日は時間かかってるな」


ルナが静かに言う。『何か考えがあるみたいよ』


マコトは目を開き、力強く頷いた。

「……よし! 行けます!

ルナとリンク!」


『リンク確認!』


カリナはニヤリと笑った。


「じゃあ行くか!

マコト、スゴイ事は思いついたか?」


「寝ないで考えましたよ〜……

多分すごいかと……」


「いいねぇ〜!

行くぞ、マコト!」


「はい!」


ゲートをくぐると、2人はダッシュした。


ルナの声が響く。

『そこを左。その先にオークメイジ3体!

何か展開してるわ』


通路の先、

緑色の皮膚をしたオークメイジが

すでに防御結界を張り、魔力を溜めていた。


カリナが舌打ちする。

「めんどくせぇ結界だな」


ルナが鋭く指示を出す。

『マコト、“漆黒の爪”よ!』


「漆黒の爪!!」

マコトの手から黒紫の斬撃が走り、

防御結界ごとオークメイジを切り刻んだ。


魔石が床に散らばる。


◆ 【チョモアーケディア】


中央広場は、

今日も黒薔薇の翼の中継で大盛り上がりだった。


「スゲェ!!

オークメイジの防御結界が無効だぜ!!」


「あんな術式見たことねぇ!!」


巨大魔導モニターには、

マコトとカリナが怒涛の勢いで階層を駆け抜ける姿が映し出されている。


その熱狂の中――

一角だけ、異様な静けさがあった。


蒼紋騎士団の団員たちが、

酒も飲まず、肉も食わず、

ただ画面を凝視していた。


メルセデスが呟く。

「どうだ? 黒がマコトか?」


ユウタは腕を組んで首をかしげた。

「……違うかな……

こんなスリムじゃなかったし……

まあ、この映像じゃなんとも」


ミサキも首を振る。

「……うん……

なんか似ても似つかない感じ……

顔も見えないし……

もっとちっちゃかったような……」


メルセデスはため息をついた。

「……そうか。

やはり近くで見るしかないか……」


◆ 第3階層・通路


マコトは急に立ち止まった。

「カリナさん、ごめん。

ここで待ってて」


カリナは眉を上げた。

「……え、まあいいけどよ。

何すんだ?」


マコトは答えず、

ルートを外れて別の通路へ走り出した。


「マコト!? おい!」


ルナが補足する。

『大丈夫。

マコト、何か準備してるみたい』


マコトはオークメイジを斬り伏せながら、

ある一角へと向かった。


残滓収納レジデューストレージ……

よし!」


何かをストレージに吸い込むと、

マコトはすぐにカリナの元へ戻った。


カリナは腕を組んで待っていた。

「……で? 何してきたんだ?」


マコトは笑った。

「秘密です。

でも……多分、すごいですよ」


カリナはニヤリと笑う。

「いいねぇ……

もうすぐボス部屋だ。

派手にやろうぜ、マコト」


二人は並んで歩き出した。


第3階層ボス部屋の巨大な扉が、

不気味な魔力を放ちながら待ち構えていた。



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