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ガチゴミスキルで追放された俺、実は最強で異世界を無双する  作者: 木挽
【第2部】さらなる冒険へ

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44/91

第44話 第3層前夜

第2階層出口前


フロアーから降りようとした時、メメが魔導カメラを構えて走ってきた。


「薔薇さん! すごいですね!

超最短レコードです!!」


カリナは胸を張り、どや顔で答える。

「まあな! 最強だからな!」


「第3層、このまま行くんですか?」


カリナはあくびをしながら手を振った。

「いや……なんかダリィ……

酒飲みてぇから今日は行かねぇ」


メメは一瞬固まったあと、乾いた笑いを漏らした。

「はははは……なるほど……

視聴率がすごいことになってますよ……

次回はいつですか?」


カリナは親指を立てた。

「明日だな!

みんな刮目しとけ!

うちの黒がスゲェことすんぞ!」


マコト

「はぁ?! 何言ってんすか!!」


メメはすかさずカメラに向き直る。

「明日は黒さんが“とんでもない事”を起こします!

皆さん、LIVE中継をお楽しみに!!」


マコト

「いやいやいやいや!!」



◆ 【チョモアーケディア】中央広場


夜の広場は酒と肉の匂いで満ちていた。


カリナは豪快に肉を頬張り、ジョッキを煽る。

「いや〜美味ぇな酒が!!」


マコトは隣でため息をついた。


巨大魔導モニターでは、

《黒薔薇の翼》特集が延々と流れている。


たった二人のパーティ。

一人ずつ最短レコードを叩き出す謎の匿名チーム。

画面には大きく文字が踊っていた。


《明日! 黒が何かを起こす》


マコトは頭を抱えた。

「なんすかコレ!!

めっちゃ注目されてますよ! カリナさん!!」


カリナは酔いで顔を赤くしながら、マコトの肩を叩く。

「ビビってんのか〜マコトちゃ〜ん?

大丈夫だよ〜ウィ〜」


「カリナさんのせいですよ〜!!」


カリナはジョッキを掲げた。

「心配すんなマコちゃん!

あしたはリミッターカットだ!

何してもいいぞ!!」


「……何しても、ですか?」


「ああ!

女に二言はない!

存分にやりたまえ!!」


マコトは遠い目をした。

(……明日、絶対なんか起きるやつだ……いいかなんでもやるぞもう)



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