表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ガチゴミスキルで追放された俺、実は最強で異世界を無双する  作者: 木挽
【第2部】さらなる冒険へ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
40/91

第40話 スケルトンキング

スケルトンキングの玉座の間。


冷たい空気が張りつめ、

骨が擦れる音が不気味に響く。


マコトは息を整え、構えた。次の瞬間――

床を蹴った。


ドッ!圧倒的なスピードでスケルトンキングへ斬りかかる。


胴、腕、脚――

何度も何度も斬り裂き、

骨が四散する。


だが。


カラカラカラ……


散った骨は光を帯び、

また元の形へと戻っていく。


スケルトンキングは嘲笑うように顎を鳴らした。


「ケケケ……無駄、無駄」


マコトは歯を食いしばる。


後ろからカリナの声が飛んだ。

「マコト! 考えるんだ!

この先、何度も想定外が起きる!

その度に考えろ! 必ず勝機はある!」


考えろ。

考えろ。

俺は……考えろ!


マコトは剣を握り直し、叫んだ。


「よし!これでいく!」


マコトは素早い動きで再び斬りかかった。


ガシャァァン!!


スケルトンキングはまたバラバラに砕け散る。


マコトはその隙に、

スケルトンキングの大剣を拾い上げた。


再生するスケルトンキングが笑う。

「ケケケ……そんなものなくたって……」


大剣を失った分、

スケルトンキングの動きは速い。


殴りかかる拳が風を裂く。


マコトは拾った大剣で受け止め、

反撃の一撃を叩き込んだ。


カリナが叫ぶ。

「やったか!」


だが――


「ケケケ……無駄無駄」

また再生する。


マコトは叫んだ

残滓吸収レジデューアブソープ!」


スケルトンキングの周囲に散った骨の残滓が、

黒い霧のようにマコトへ吸い込まれていく。


マコトは横へ跳び、

愚直に、同じ攻撃を繰り返す。

何度も。

何度も。

何度も。


そのたびに骨が砕け、

そのたびに残滓が吸収されていく。


やがて――

スケルトンキングは違和感に気づいた。

(……あれ?

なんか……おかしい。

俺……どんどん力が抜けていくような……)


同時に、

スケルトンキングの体が一回り小さくなっていた。


マコトが構える大剣が、

黒紫色にどよめいている。


ルナの声が響く。

『なるほど。

残滓吸収で、スケルトンキングの砕けた骨から魔素残滓を吸収して、

大剣に宿らせたのね』


カリナが笑った。

「やるじゃねえか!」


マコトは大きく跳び上がり、

黒紫に染まった大剣を縦に振り下ろした。


ズドォォォン!!


スケルトンキングの体が粉々に砕け散る。

「……クソ! 帰還石!!」


砕け散る寸前、

スケルトンキングは帰還石を投げつけ、

光に包まれて消えた。


マコトは肩で息をしながら呟く。

「……やった……?」


カリナが勢いよく飛びついた。

「やったな! マコト!!」


マコトとカリナの身体が光るレベルアップ。


その瞬間、

奥の扉が重々しく開いた。――第1階層クリア。


◆ 【チョモアーケディア】巨大魔導モニターの前は大騒ぎになっていた。

「おい! さっきのあいつら、もうボス倒したぞ!」

「嘘だろ! 普通三日はかかるんだぞ!」

「最短レコードだ!

しかも二人だけ!

最後は黒い方が一人で倒したぞ!」

「誰なんだよあいつら……!」


《黒薔薇の翼》の名は、

初日から観客の心を完全に掴んでいた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ