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ガチゴミスキルで追放された俺、実は最強で異世界を無双する  作者: 木挽
【第2部】さらなる冒険へ

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第39話 第1階層

《チョモ》第1階層入口ホール

ゲート前の魔導モニターには何組かのパーティ名があり黒薔薇の翼の名前もエントリーされていた。


『すでに開放されて1時間が経過しているわ』

全能の指輪からルナの声、リンクしているマコトとカリナには同時に聞こえている。


マコトとカリナがゲートをくぐった瞬間、

“黒薔薇の翼”の挑戦タイムが表示される。


薄暗い石造りの通路に、二人の足音だけが響く。


「……来ちゃいましたね、カリナさん」


「だな。とっとと終わらせよう。

ルナ、ディレクションしてくれ」


『オッケー。まずはマコト、残滓共鳴リデジューリンクして』


「わかりました。リデジューリンク!」


マコトの視界に、淡い光の線が広がる。


残滓――過去の魔力の痕跡が、空間の形を描き出していく。


『残滓情報から空間認識をしてみて』


「やってみます」マコトは集中し、息を整えた。


次の瞬間――

ダンジョン全体の構造が、脳内に“地図”として流れ込んできた。


その中で、一際強い残滓が脈打っている。


「……こいつがフロアボスか。

ボスまでの最短ルート、わかりました!」


カリナはニヤリと笑った。

「よし! 一気に行くぞ」


『マコトの思念をリンクして、私がナビするね』


「お願いします!」


『マコト、右からスケルトン』


「はい!」

マコトは反射的に剣を振るい、

スケルトンを一閃で斬り裂いた。


カランッ。

骨は光の粒となって消え、赤い石だけが残った。


「……消えた。石が落ちた」


『それは魔石よ。

ここのモンスターは生命体じゃなくて、魔石から疑似生成される存在。

魔石は運営が回収して、レアアイテムや通貨と交換されるの』


「そうなんですか」


カリナが補足する。

「フロアボスとかは“生成体”だ。

そいつらは知能がある。

ヤバくなったら冒険者と同じように帰還石で逃げたりする」


『回収した魔石は、またモンスター生成の材料にする。

そうやって循環してるのよ』


カリナは肩をすくめた。

「つまり、生きてねぇから気兼ねなく殺せ」


「わかりました!」


二人は破竹の勢いで進んだ。


スケルトン、ゾンビ、ゴーレム――

次々と斬り伏せ、蹴散らし、

あっという間にフロアボスの扉の前へ到達した。


カリナがマコトの肩を叩く。


「マコト。お前がやれ」


「え……相当強いんじゃ……」


「大丈夫だ。

ただし、リデジューストレージと漆黒の爪は使うなよ簡単過ぎる」


「……わ、わかりました!」

マコトは深呼吸し、扉に手をかけた。


ギギギギ……バンッ!


玉座の間。

薄暗い空間の奥、

巨大な骨の王――スケルトンキングが玉座に座っていた。


「ケケケ……」


ゆっくりと立ち上がり、

大剣を引きずりながら前へ出る。


マコトは構えた。

次の瞬間、地を蹴った。


ダッ!スケルトンキングの懐に飛び込み、

胴体を一気に斬り裂く。


ガシャァァン!!


骨が四散し、床に散らばった。


「よっしゃ!!」


だが――散らばった骨が、

カタカタと音を立てて集まり始めた。


「ケケケ……」

完全に再生した。


「うそだろ!!」


-------------------------


【チョモアーケディア】中央広場はどよめきが起きていた


「おい! さっきのあいつら、もうボスだってよ!」


「嘘だろ! 普通三日はかかるぞ!」


「最短レコードになるぞ!

なんだあいつら! え!? 二人で!?」


広場はざわつき、

巨大魔導モニターの前に人が集まり始めた。


《黒薔薇の翼》――

その名が、初日から観客の話題をさらっていた。


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