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ガチゴミスキルで追放された俺、実は最強で異世界を無双する  作者: 木挽
【第2部】さらなる冒険へ

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第38話 黒薔薇の翼 ・チョモアーケディアとは

【チョモアーケディア】

ダンジョン“チョモ”に挑戦する為の巨大なすり鉢状の多層構造を持つ、世界最大級のダンジョン観戦施設である。


中央広場コアエリアすり鉢の底に位置するのが、

巨大な魔導モニタが三面背合わせで立つ中央広場。三つの魔導モニタはそれぞれ別方向を向き、

どの位置からでもダンジョン内部の映像が見える。


また各階層ごとに登録モニタもあり、参加パーティがわかる様になっている。


モニタの周囲には円状に無数のテーブルと椅子が並び、

冒険者や観客が飲み食いしながらパーティの挑戦を観戦できる。


出店も多数あり、屋台の匂いと歓声が常に渦巻いている。まさに“ダンジョン観戦の聖地”。


受付もここにありパーティは受付後第1階層から順番に挑戦する事になる。


また、ステージと実況席もあり注目ダンジョンには実況生中継が行われる。


◆ 入口エリア(インナーホール)中央広場を囲むように、

円状に100のダンジョン入口が並ぶ巨大ホールがある。


入口前は広いホールになっており、

冒険者たちが準備を整えたり、観客が声援を送ったりする。


入口は常に魔力で管理され、

第1階層〜第100階層までの入口がある※現在は第53階層まで開放されている。


◆ 出口エリア(アウターリング)入口エリアのさらに外側には、

円状に100の出口が並ぶ外周リングがある。


クリアしたパーティはここから帰還する。


観客や記者が待ち構え、

勝者インタビューや戦利品の確認が行われる。

すり鉢構造の最外周に位置し、

出口から中央広場を見下ろす形になる。


◆ 全体構造まとめ

【チョモアーケディア】は、

**外側から順に「出口 → 入口 → 中央広場」**という三重円構造。上から見ると巨大な円。

横から見るとすり鉢状。観客はどこにいてもモニタが見え、

冒険者はどこからでもダンジョンに挑める。まさに“ダンジョン都市”と呼ぶにふさわしい建造物。


――――――――――――――


マコトは圧倒されていた。

「……すごいですね……」


カリナは腕を組み、誇らしげに言う。

「この大陸最大のダンジョン街だからな。

ここは“冒険者の聖地”だ」


魔導モニターが切り替わり、派手なCMが流れ始めた。


スポンサーのロゴ、武具の広告、そして――マコトは画面を指差した。


「あの人たちは?」カリナは画面を見て、少しだけ眉を上げた。

「……なんだ、レオンのパーティだな。

ルナ、説明してやって」


ルナの声が響く。

『《蒼牙の四刃》ってパーティでね。

現在52階層まで到達しているトップチームよ

しかもたった4人でね』


魔導モニターには、四人の姿が映し出される。


【蒼牙の四刃フォーブレイド

レオン・ヴァルハルト:蒼牙剣を操るSSランク剣士

ミリア・エルディア:武導術式の天才少女

ガルド・フェルザン:獣王国の怪力ファイター

シェイド:素顔不明の暗殺者


マコトは素直に感心した。

「なんか……すごいですね。

カリナさん、レオンさんと知り合いなんですか?」


カリナは視線をそらし、短く答えた。

「まあな……古い付き合いだ。

そのうち話すよ」


マコトはそれ以上聞かなかった。


カリナの声に、どこか複雑な響きがあったからだ。


二人は受付へ向かった。

受付嬢は書類を見て、目を丸くした。

「え!? 二人で挑むんですか?

通常は十数名のパーティーで挑まれますけど……」


カリナは堂々と答える。

「登録は三人だ。今回は二人で行く」


「か、かしこまりました……では、チーム名はどうされますか?」


カリナはマコトを見る。

「……考えてなかったな。

どうする、マコト」


「ええ……いきなり言われてもわかんないな……

ルナ、なんかない?」


ルナは即答した。

『《黒薔薇の翼》でどう?

マコトの“黒”、カリナの“薔薇”、ルシファーの“翼”。

中二病感があって、とてもいいんじゃない?』


カリナは目を輝かせた。

「…中二病?よくわからんが黒薔薇の翼!いいじゃんそれ! かっこいいな!」


マコトは苦笑しながらも頷いた。

「……確かに中二病感は否めない……

でも、いいんじゃないかな」


カリナは受付嬢に向き直る。

「パーティ名は《黒薔薇の翼》だ。

それと名前は匿名で頼む。

めんどくさいから、男が“黒”、女が“薔薇”だ」


受付嬢は慌てて書き込みながら答えた。

「承知しました!

パーティー名《黒薔薇の翼》、

お名前は男性が“黒”、女性が“薔薇”で登録いたします!」


魔導板に二人の名前が刻まれ、

《黒薔薇の翼》の文字が光った。

その瞬間、

広場の登録モニターに新しいチーム名が表示され、

ざわめきが広がった。


「新規パーティーだって!」

「二人で挑むのかよ……無謀だろ」

「黒薔薇の翼……名前だけは強そうだな」


マコトとカリナは顔を見合わせ、

静かに拳を合わせた。


「行くか、マコト」


「はい、カリナさん」


二人は《チョモ》の巨大ゲートへと歩き出した。


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