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ガチゴミスキルで追放された俺、実は最強で異世界を無双する  作者: 木挽
【第2部】さらなる冒険へ

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第26話 女神の加護



青白い炎の結界が揺らぎ、弱まっていく。

その中で、ルシファーが最初に身体を起こした。


「よし……動ける」


続いてカリナも腕に力を込め、ゆっくりと立ち上がる。


「いい作戦だった、マコト」


マコトも立ち上がろうとした――その瞬間、

まばゆい光が彼の全身を包み込んだ。


(……あれ? この感覚……前にも……)


視界が白く染まり、気づけばマコトは光の円盤の上に立っていた。

空も地面もない、ただ光だけの空間。


「まさかあなたがねぇ……」


背後から聞こえた声に振り向くと、

そこには白銀の髪を揺らす女神が立っていた。


「あ……あの時の女神……ト、トリニティ?」


女神トリニティは微笑み、軽く肩をすくめた。


「そうよ。もう一ヶ月ぶりかしら。

まさかこんなに早く会うことになるとは思わなかったわ…しかもヴァルガを操りドラゴンスレイヤーだなんて…」


マコトは戸惑いながら尋ねる。


「……え、俺…また転生したの?」


「違うわよ。端的に言うわね」


トリニティの声が少しだけ低くなる。


「これからあなたは――女神ルナと戦うことになる」


「…女神…ルナ…?」


「だけど、人間に神は殺せない。

神は物質じゃないから、あなたのスキルも通らない」


「……え〜っと……

さっき下弦の信徒を倒した後に、

今度は女神…ルナと俺が戦う……ってこと?」


「そう。

そしてこのまま戦えば――あなたは確実に死ぬ」


「いやだ!」


即答だった。

トリニティはその反応に満足したように頷く。


「だから加護を与えます」


光がマコトの身体に流れ込み、

皮膚の奥まで熱が満ちていく。


「うわ!」


「これで攻撃が通るわ」


マコトは息を整えながら尋ねた。


「でも……どうして助けてくれるの?」


トリニティは指を二本立てた。


「理由は二つ。

一つ、あなたが召喚するヴァルガが強いから。

二つ、あなたならルナを倒せる可能性があるから」


マコトは黙り込む。

トリニティは続けた。


「あなたとヴァルガの相性は最高。

歴代最強のヴァルガよ。

これならルナを倒せるかもしれない」


「……自信ないな……」


「無くてもやるの。

やらなきゃあなた死ぬわよ」


トリニティは軽く手を振った。


「じゃ、戻すから。上手くやってね」


「うわっ!」


光が弾け、マコトの身体は現実へと引き戻された。


---


青白い炎の結界はほとんど消えかけていた。

カリナが駆け寄る。


「どうした、マコト!」


(戻された……ってことは、次の展開は――)


ルシファーが空を指差した。


「マコトくん、あれ!」


マコトが見上げると、

黒いドレスをまとった女神が、

夜空を裂くようにゆっくりと降りてきていた。


女神ルナ――

下弦の信徒が崇める“月の女神”。


その瞳は、氷のように冷たかった。


---


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