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ガチゴミスキルで追放された俺、実は最強で異世界を無双する  作者: 木挽
【第2部】さらなる冒険へ

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第17話 リデジューリンク


瓦礫の散らばる路地に、重たい空気が張りつめていた。

オークの結界が濁った膜のように揺らめいている。

その中心で、マコトは荒い息を吐きながら剣を構えた。


「…ありがとう、ルシファー!」


「…いや、お安いご用です!」


マコトは結界の脈動を睨みつける。


「しかし…こいつの結界を解かないことには…」


その瞬間、頭の奥に低く響く声が割り込んだ。

空気が震えたように感じるほど、強く、確かな声。


『おい、宿主…』


マコトの背筋が跳ねる。


「ヴァルガ!?」


残滓共鳴リデジューリンク を使え』


「…え?」


『とっくに進化している。早く唱えろ!』


マコトは息を呑み、剣を握り直す。


「わかった! …残滓共鳴(リデジューリンク)!!」


唱えた瞬間、世界が色を変えた。


空気の粒子が光を帯び、

様々な物質から漏れ出す“残滓”が、

まるで色のついた煙のように視界に広がっていく。


赤、青、紫、黒――

それぞれの波長が、空間にゆらゆらと漂っていた。


『よし、オークの結界に集中しろ』


ヴァルガの声に導かれ、マコトは結界の中心へ意識を向ける。

すると、同じ色の残滓が――建物の屋根の上に集まっているのが見えた。


「カリナさん! あそこです!」


マコトは剣で屋根を指した。

夕陽に照らされた屋根の上、

フードを深くかぶった男が、結界と同じ色の魔力をまとって立っていた。


カリナの琥珀色の瞳が鋭く光る。


「よし!」


彼女は大剣を振りかぶり、刃に雷を纏わせた。

空気がビリビリと震え、髪が逆立つ。


「雷剣!!」


雷撃が一直線に走り、屋根の上の男を貫いた。

瞬間、オークの結界が砕け散り、

濁った空気が一気に晴れていく。


マコトは地を蹴った。


「行きます!!」



オークが結界を失い、驚愕の声を上げる。


「漆黒の爪!!」


下から上へ振り上げた一撃が、

黒い軌跡を残しながらオークの巨体を縦に裂いた。

肉が裂ける鈍い音とともに、オークは崩れ落ちる。


マコトは息を整えながら呟いた。


「…ありがとう、ヴァルガ!」


『ステータスはよく調べろ…

またな、宿主――いや、マコト』


声は静かに、しかし確かに消えていった。


その直後、背後からじとっとした視線。


ルシファー

「…マコトくん、誰と喋ってるの」


マコト

「いや…その…」


ルシファー

「…ヴァルガって言ってた?」


マコト

「…いや…」


「お前ら…魔導士を追うぞ!!」

カリナが2人の横を走り去る。


「「あ…はい!」」


瓦礫を蹴り、三人は屋根の上の男が消えた方向へ駆け出した。


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