第13話 ゴブリン集落と金髪の少年
茂みの中。
マコトとカリナは身を低くして様子を伺っていた。
「……あれって」
「ん? ああ……ゴブリンの集落だな」
焚き火の周りに、緑色の小鬼が20体ほどうごめいている。
マコトは目を凝らし、息を呑んだ。
「……なんか捕まってる人いません?」
「……女の子……いや、少年だな」
木に縛り付けられた金髪の少年。
蔦でぐるぐる巻きにされ、ぐったりしている。
「カリナさん、どうしましょう?」
「助けるに決まってんだろ」
「ですよね」
カリナはニヤリと笑う。
「――行ってこい」
「……え?」
次の瞬間、カリナはマコトの襟を掴んだ。
「いってこ〜い」
「ひぃぃぃぃ!!」
マコトはゴブリンのど真ん中へ投げ込まれた。
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◆ ゴブリン集落のど真ん中
「ギャッ!?」「グギャギャ!」
ゴブリンたちが一斉にマコトを囲む。
「うわっ、ちょ、待っ――!」
曲刀が振り下ろされる。
マコトは剣で受け止めるが、衝撃で転がった。
そのまま捕らわれた少年の足元へ転がり込む。
少年と目が合った。
「いったぁ……君、大丈夫?」
「……うん、大丈夫。
君こそ大丈夫?」
その瞬間、背後からゴブリンの斬撃。
「うおっ!」
マコトは転がりながらかわし、
反撃の一閃を腹に叩き込んだ。
ザシュッ!
緑の血が噴き出す。
「うわ! 初めて切った!
やりましたカリナさん!!」
「マコト! 後ろ!!」
振り返ると――
怒り狂ったゴブリンたちが一斉に突進してくる。
「ヤバッ!!」
完全に囲まれた。
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