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ガチゴミスキルで追放された俺、実は最強で異世界を無双する  作者: 木挽
【第2部】さらなる冒険へ

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103/143

第103話《黒炎牙・本隊来襲》

夜の洋上。

ジャンコは小型船の甲板で横になり、

欠伸をしながら星空を眺めていた。


「来たか」


黒い海の向こうから、

一隻の巨大な軍艦が近づいてくる。


船体には黒炎牙の紋章――黒い牙の紋が刻まれていた。


ジャンコは立ち上がり、

転移魔法陣を展開する。


光が弾け、ジャンコの姿は消えた。


次の瞬間、

彼は大型船の甲板に現れた。


甲板には屈強な兵士が整列していた。

その前に立つ副官ペリーが声を張り上げる。

「ジャンコ将軍に敬礼!!」


兵士たちが一斉に敬礼する。


ジャンコは手を振って制した。

「……やめろ。今は“カシラ”と呼べ」


「失礼いたしました! カシラ!!」

ペリーは背筋を伸ばし、

すぐに報告を始める。


「……で、分かったか」


「はい。ブレスレットの魔導波解析によると、

北の大陸アルヴァリア王国から来た

“黒薔薇の翼”のメンバー、

ゴミマコト と思われます」


ジャンコは眉をひそめた。

「北の大陸? ずいぶん遠くから来たな……

で? 奴のスキルは?

なぜ私の魔法が通らない?」


ペリーは首を振る。

「スキルの解析まではできませんでした。

ですがアルヴァリア王国のデータを調べたところ――

“ゴミにまつわるスキル”だそうです」


ジャンコは沈黙し、

次の瞬間、盛大にため息をついた。

「……ゴミ……?

全くわからんな……」


だがすぐに口元を歪める。

「まあいい。状態異常魔法が通らないなら、

物理で押し通すまでよ。

その黒薔薇の連中はどこにいる?」


「王女の建物の隣です」

ジャンコはニヤリと笑った。


「……ならば魔導部隊に界壁を作らせろ。

王女と黒薔薇の建物を外界と分断する。

その後に――これを撃て」


ジャンコが指さした先には、

巨大な魔導兵器が鎮座していた。


魔導キャノンヘルフレア・オブリタレーター

最上位魔力を圧縮し、

街一つを消し飛ばすほどの威力を持つ、

黒炎牙の切り札だった。


ペリーは震えながら敬礼する。

「了解しました……カシラ……

界壁展開後、ヘルフレアを発射します!」


ジャンコは夜空を見上げ、

薄く笑った。

「セレスティアの次は……リリアーナだ。

全部まとめて消し飛ばしてやる」


黒炎牙の本隊が動き出した。

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