↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
逆張り斜に構え少女が最弱種族と最弱役職を組み合わせた結果、強くなってしまった話  作者: 倉石 雨


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
35/46

35.ダンジョン

ライカとベルカは今、ダンジョンに来ていた。

実績解除のため…もあるものの、レベル上げの側面が強い。


ライカにとっては初めての経験で、ベルカに手を引かれながら、キョロキョロと周りを見ていた。


広がるのはそこそこ暗い洞窟。


2人が今いるのは地下であった。

より正確に言えば、始まりの村の真下である。


…実のところ、透華は割と暗いところが苦手である。


というか、最近苦手になった。


一人だった頃は耐えられていた暗闇も、一人が寂しくなった今では…寂しさを思い起こすトラウマの1つでしかない。


なので、ライカはベルカの後ろに引っ付いていた。


「…ライカ?」


「……な…何?」


そう少し震えた声で言うライカを見て、少しベルカは揶揄いたいという感情が宿った。


「んー…怖いね…お化けとか出てきそう…」


ベルカがそう言うと、ライカは小首を傾げた。


「…そんなモンスターが出てくるの?」


ベルカは苦笑した。別にお化けとかそういうのを怖がっているわけではないらしい。


「んんと…何が怖いの?」


思い切って聞いてみることにした。


「…………こ…怖くない」


言いたくないらしい。


「わかった。まぁでも、怖くなったらいつでも言ってくれたら良いからね」


ベルカはそう言い、ライカをポンポンと撫で、そして前進を再開した。



ダンジョンには様々な生物がいる。

例えばスライムや、大きな蜘蛛なんかが代表的だろうか。


それらの生き物達は、ベルカには牙を剥いたが、ライカにはなんのアクションもしなかった。


…まぁ、多分、職業のせいだろう。いや、もしかすると大型種は人外に敵対されないのかもしれない。


ただ、そんなことは関係ない。ライカはレベル上げのためだと自分に言い聞かせ、『ヒヒイロカネの狩刀』で敵対モンスターを不意打ちし、殺した。


…殺せば殺すほど、だんだん、ライカの本性のような…透華とは違う一面が出始めた。

彼女はベルカには隠れるよう指示し、一人で前進した。

これはベルカが見つかって、無駄に暴れ回られないようにするためである。


「くふふっ…くふふふっ!」

手の甲で口を押さえながら、しかし笑い声を抑えられない。


もう一方の手には、これから殺すモンスターの頭があった。

…いや、首を切り取ったのではない。

ただ撫でているのだ。


そのモンスターはかなり大きく、ただライカのことを見ていても静かに、ただ動かない。


ぐしゃっ


ライカは物理攻撃力が高く、その値がそのまま刀にも載るため、かなり強い。


そのため、大きなモンスターは一撃で殺された。


少し後ろから、隠れてそれを見ていたベルカは…暗闇が少しトラウマになった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。