選択された奴隷達 三つ目のメッセージ
なんだこりゃ…頼むぜ……おい
懐中電灯を取り出して、映るモニターに照らす
周りが暗すぎる。
いや…こえー
そのパソコンの方へと足を運ぶ
何が映っていると言うのだろうか
僅かに点滅している画面に不気味さを覚える
机はとても散らかっており、本や書類などがまばらに広げられていた。
キーボードや他の機械類なども
随分と時間が経ったのか、僅かに埃が被さっていた
机は木製で体重を乗せると軋む音がたまにする
パソコンの画面には風景が映っており
それ以外に変わったところはなさそうだ。
「ふ……」
何もねぇのかよ
吐息を吐いた、
なんて、アホらしいのだ
「はぁ……なんもねぇのかよ……ここに来てか?」
いや、違う
おかしいんだよ。
あれが普通の道なわけがない。
何かあるはずだ。
……あるのはパソコンの僅かな音とと僅かな物音だけだ。
静寂。
…
何かあるはずなんだ。
あるならそれはどこなんだ
教えてくれ
パソコンから僅かな音が聞こえたということは、
パソコンに何かありそうだな…
マウスに手を伸ばし左のボタンを押した。
送信中
送信されたメッセージを表示する
ははっ
これじゃねぇか
わかりにくい事しやがって、
パソコンに書いてやがった表示をクリックした
ったく…何が出てくるのか。
選択された奴隷達へ
君は示された場所に行くだろう。
そこに行かなくてはいけない事に
なぜ惹かれるのか
その場所の先に答えがある。
きてくれてありがとう。
そして
すまない……
前のメッセージでも伝えたが、長くは話せない
なぜなら、選ばれた君たちは来なくてはいけな
いからだ。
説得力のない話になってしまうから
選ばれた者たちへ…その先は君自身に答えが
ある…… 君たちの幸せを心から祈っている
「……は?」
なにこれ、何の意図があるっていうのさ。
まったく分からねぇよ。
てか、いねーし
事情を話すんじゃなかったのかよ……
ちくしょ…
「ふぅ……はぁ……」
ため息が咄嗟に溢れた。
足取りが重い、もう疲れた。
今日は車中泊かな…
なんだったんだ。
本当に
あのメッセージと
ここの歪さ…
親父?いるか? 何がしたかったんだ?
教えてくれよ。結構疲れたぞ…俺
俺は何を求めてんだよ……
これだから…
ダメなんだ。
ポケットからタバコを取り出し口に咥えて
ドアを開けた。
「……」
その瞬間、そよ風が顔を撫でる同時に
息が詰まる
「どこだ……ここ…」




