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50 心のメカニズム

薬を飲み込まずにティッシュに出す。

強い薬なので一応うがいをしておこう。


シンクの前に立って、今体験した事を通して自分の心のメカニズムにふれてみたい。


学びの時が来たんだと強く感じていた。

心の使い方を自分のものにしたい。


この体験を私の生き方の土台にするんだ。


そう思った。


この感じを忘れないうちにノートに書き留めよう。

恐怖心は自分の心が生み出した実態のない怪物なんだ。


私を苦しめていた不安や恐れはどこから来ていたのだろう?

今起きた事を冷静になって考えてみる。


父からの電話で母の入院を知らされ、電話を切った後、自分を落ち着かせようとしていた...


落ち着くんだ、落ち着くんだと自分に言い聞かせていた...


その後、自分はだめだ、何も前進していないと確かそう考えていた。


そして、嫌な気配を感じて、

だめだ、だめだ、と思い込み、

私が恐れている地面にめり込みそうな感覚になり、手が震え出した...


冷静になって考えてみると、私は自分がコントロールできなくなる方向に自分で舵を切っていたのかもしれない。


母の入院を不幸の入り口のように捉えてしまい、嫌な気配を自分で呼び込んで、自分のせいだ、自分はだめだと思い込んでいた。


私は自分の心の口癖に気がついた。


だめだ、だめだという言葉を頻繁に心で叫んでいた気がする。


私は心療内科の先生のアドバイスもちゃんと守る。


これからも薬の力に助けてもらう。


しかし、その上で自分の良くない心の習慣や口癖にも注意するべきだ。


今日の薬の体験は絶対無駄にはしない。


でも、何か足りない気がする...


なんだろう。


何が足りないんだろう?


認めたくはないが、承認欲求と呼ばれているものが満足されていないように感じる。


会社にいた頃、同僚の迷惑そうな顔、上司のあきれ顔、叱責の言葉、

私は無能感に悩まされていた。


人から自分の価値を認めてもらいたかった。

自分からも認めてもらえていなかった。


足りないのは自分の価値を見い出せていないことのような気がする。


それが自信のなさに繋がって、悪い方向に舵を切る癖がついていたのかもしれない。


自分で認めるのも恥ずかしい気がするが、もっともわかりやすい言葉で言えば、愛されたかったのかもしれない。


特定の誰かにと言うわけでもない。

まわりの人や社会から愛されたかった気がする。


愛されたいという言葉がいちばん言い当てている感じだ。


そう。私は愛されたいと言う想いを持ちながら、裏切られ続けてきたのだと思う。


両親はいつも私の味方でいてくれた。

愛してくれた。

それは、間違いない。

心から感謝している。


しかし、社会はそうではなかった。

私を一人前の人間として見てもらえてなかった気がする。


すぐに答えを出せなくてもいい。

今日の薬の体験は忘れることが出来ない。


私の本音...

愛されたいという想いを持っている人間なんだと気付かせてくれた。


この正直な気持ちをしっかり自覚して生きて行けばいい。


これだけ分かっただけでも一歩前に進めたとしよう!


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