14 解読
交流会統括者の基地の図書の解読は難航した。宇宙船を組み立て、燃料を作るの精一杯だ。プログラムする方法は解読できない。
14 解読
交流会統括者の基地の図書は難解だった。転生者のマリエールにも理解できない。宇宙飛行するための乗り物の構造、燃料が何となく判るだけだ。視聴覚室で見てイメージがわいた。工作室で燃料を作り、宇宙船を組み立てて何となく判った。
「これは光速以上のスピードで飛行する宇宙船なんだ。そして出発点と終点をプログラムする必要がある宇宙船だ。単に空中を飛び回るだけならプログラムは必要ないと判断できるだろうか。」
しかしプログラミングの理論は難解過ぎて解読できない。宇宙船と燃料ができた段階で試しに宇宙船をアンドロイドに操縦してもらう事にした。プログラ厶なしに宇宙船で飛行するのは自殺行為かも知れない。しかし、解読を始めて1年以上経った。ここで何らかの進展がなければやりきれない思いだ。
操縦方法ついは記述がある。判らないのはどれ程のスピードが出るかだ。運を天に任せよう。始めなければ何事始まらい。先ずは始めよう。後はその後に考えよう。
出発の準備は整った。後は出発するだけだ。その時雷のような声した。
「プログラムも無しに勝手に宇宙船を出発させるな。物事には順序というものがある。私が準備してきみ等が作った宇宙船だろう。勝手に出発させて勝手に壊すな。私が教えるから有効に使え。」
その声が誰の声かマリエールは瞬時に判った。交流会統括者の声だ。マリエールは、
「解読に行き詰まって難渋していました。思い切ってプログラム無しに出発させようと考えました。お助け頂けるならプログラムの方法を教えて下さい。」
雷のような声が幾分和らいだ。
「マリエール本人がその宇宙船に乗って私の星に行くならプログラムの方法を教えよう。取り敢えず私の星へ向かうプログラムは私は行おう。」
マリエール自身が向かう事に異存はない。
「判りました。私が行きます。プログラムをお願いします。」
それからプログラムが入力された。宇宙船を操縦するのはマリエール本人になった。宇宙船は交流会統括者の星に向かって出発した。
太陽がしばらく見えていたが間もなく何もかもぼやけて霞んだ。これが光速を越えて飛ぶ感じだと思った。しばらくすると速度を落とし。一つの星に着陸した。これが交流会統括者の星だと思った。何もない星だった。多分空気のない星なのだろう。マリエールはアイテムボックスがあるから心配ないが、空気がないと死んでしまう人間ならどうするつもりか心配した。
着陸すると、男性型のアンドロイドに案内された。アンドロイドは、
「あなたは、宇宙船のプログラムについて学びにみえたのですね。それでは管制室にご案内します。」
マリエールはアンドロイドに連れられて、管制室に向かった。
アンドロイドは管制室でマリエールにプログラムの講義をした。先ず銀河系内の位置を示す座標から説明を始めた。縦横高さという3次元の座標で大まかな場所を決め、条件によって詳細な情報を当てはめる。例題として、交流会統括者の星からマリエールのいた星へ向かうプログラム作る作業を始めた。
プログラムなしでアンドロイドが宇宙船で空中に飛ぶ試験をする事にした。出発の直前、雷のような声した。プログラムもなしに出発するなと。




