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崩壊世界を謳う錆猫  作者: 驕れる者は藁を掴まず
序章:黒の災禍と白の戦禍の顛末
4/8

寄る辺なき彷徨軍

ちょっとぐらいふざけたほうが読みやすいかもしれないと気づいた今日この頃

黒い渦と同じように突然現れた白い円盤。やっぱりこっちも迷宮(ダンジョン)でした。


今回は何かが起きる前に異能操者の最高戦力を送り込み、迅速に調査したところ、触ることで黒い渦と同じく、白い円盤のある十字路、近未来的な異空間に入ることができたのだ。


だが、そこには、逃げ出したくなるような光景が広がっていた。


通路中に犇めく、白い人型の何か。先頭の者が何故か白い円盤から離れたところでパントマイムしているが……異空間に入ってすぐ襲われでもしていたら、間違いなくやられていただろう圧倒的物量に、最高戦力さん達は応援を呼んだ。


応援呼んだらまあ、普通に駆逐できた。

戦闘準備を整え終わると、パントマイムも終わって、時間はかかったが順当に殲滅した。


その後、おそらく白い円盤を放置すれば黒の災禍の二の舞だろうということで、白い円盤を揺蕩う異界の迷宮(シーカー・ダンジョン)と名付け、取り敢えず片っ端から円盤に入り、殲滅していると、やはりというか、強個体が現れ始めた。




それまでの雑魚は、所謂人形(ドール)だとか魔道兵(ゴーレム)だとか言われるもので、自我がほとんどない者だった。

だが、現れた強個体は、人型ではない。

眼球型や腕型から、剣型や回転丸鋸型まで居た。テレビ型は冗談にしか見えなかった。

驚くべきは、例外なく浮遊するそれらが、人語を解し、己達のことを惑い彷徨う純白(シーカー・ホワイト)と名乗ったことだ。


意思疎通を図った者によると、惑い彷徨う純白さんたちは新天地を求めており、血肉狂いの漆黒は食糧を求めており、この2勢力のいた世界と現実世界は迷宮(ダンジョン)を通して互いに繋がった状態なのだという。


現実世界の者たちは、それからも情報交換を続けたが、ある時を境に交流は途絶え、数ヶ月もの間、お互いに無干渉だった。




事が動いたのは、冬のある日。

例の如く突然の出来事。黒い渦と白い円盤が大きく広がり、これまでの強個体を上回る強さの血肉狂いの漆黒と惑い彷徨う純白が溢れ出し、またもや破壊が撒き散らされた。


惑い彷徨う純白というのは、侵略種族だったのだ。血肉狂いの漆黒と結託し、同時攻撃を仕掛けた。というのも、新たな強個体は、今までの強個体より更に少ないが、血肉狂いは人語を解するようになり、両陣営とも魔法を操り、高度な作戦行動すら取るほどだったのである。


また一気に数を減らした人類は、活動領域を大きく狭め、文明の利器の多くを失い、黒の災禍を生き残った最高戦力を全滅させながらも、今日まで生き永らえている。

()()()()()()()()()()()




これが"白の戦禍"こと「純白と喪失の羅戦デストロイ・コンチェルト」の顛末である。

始めの方の、"黒い渦と同じく、白い円盤のある十字路"っていうのは、床に「揺蕩う異界の迷宮(シーカー・ダンジョン)」って書いてあって、触れると現実世界に戻れる白い円盤があるってことです。因みに、白い円盤は黒い渦の近くの地面にあります。


惑い彷徨う純白(シーカー・ホワイト)がパントマイムしてたのは、黒の災禍と同じように溢れる前に人が入ると、その人が戦闘準備を整えるまで白い円盤に近付けないように結界が張られるからです。


あと、以降は基本的に血肉狂いの漆黒を"漆黒"、惑い彷徨う純白を"純白"と呼びます。


グーグル翻訳だけど、デストロイって台無しとか圧し折るとかの意味もあるっぽい。復興を台無しにして、強者の死が人の心を圧し折った…的な感じにもできますねぇ。

黒の災禍の方のディザストってのは、ディザスターを適当に短くしただけです。

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