失楽園を襲う白
堅苦しい文やなぁ。ちょいとふざけるか。
黒の災禍以降、人類は辛うじて残った僅かな物資を使って生き延びていた。技術者は飲食料の確保や簡易的な建物の建築、衣服の作成を行い、それ以外の者たちは技術者を手伝ったり、瓦礫を撤去したりして、多くの者が復興に向けた活動を行っていた。
一部の異能操者の力が、そういった生産活動に役立ったこともあり、1年程度で生活を安定させられたが、まだまだ復興には程遠かった。
しかし、生活が安定したことには変わりなく、余裕が生まれた彼らはある試みを始めた。
今は1時間に一度、数体の血肉狂いの漆黒を吐き出すのみとなった黒い渦。その調査を始めたのである。
彼らが行った調査は、思い切ったものだった。黒い渦に直接触れたのだ。そもそも黒い渦自体、超常現象であるからして、まともな調査ができなかったのだ。
そうして彼らは知った。黒い渦の内部を。不可解な空間を。
最初に黒い渦に触れた者は、黒い渦に引きずり込まれた。かと思えば戻ってきた。彼は一瞬の内に目撃した光景から、多くの異能操者を連れて行くことにした。
黒い渦の中は、一言で言えば異空間だった。十字路の中心に黒い渦があり、それに触れると簡単に帰ってこられる。通路の先には数体の血肉狂いの漆黒が彷徨き、調査後に分かったことだが、迷路のような構造に別の階層に繋がる階段まで存在した、石造りの空間。
彼らは、黒い渦を『血狂う異界の迷宮』と名付けた。理由はカッコいいk…ゲフンゲフン…そう書いてあったからである。床に。
彼らはとりあえず血肉狂いの漆黒を狩った。迷宮で倒すと所謂魔石が落ちたからである。なんか現実世界に出てこなくなるし。魔石が電気の代用になるし。
そうして平和を享受していたある日の事。
今度は白い円盤が現れた。
因みに黒い渦はそこそこ高い位置に有ります。だいたい7階ぐらいかな。
所謂土魔法と言うやつで塔みたいなの造って触れる位置までいきました。
血肉狂いの漆黒の雑魚は地球に居るような中型〜大型の脊椎動物の形です。
強個体はキメラだとかケンタウロスだとかオーガだとかドラゴンだとかスライムだとかの伝説の生き物の形です(大きくなっただけとか名状しがたいのとかもいる)
血肉狂いの漆黒は、飛べるやつも居るけど飛べないやつは普通に黒い渦から墜ちるので、実は最初から弱ってました。




