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プロローグ
その問いに、アタイは迷わなかった。
『吉澤ひとみ。 川端ことねを蘇らせたいか?』
その声は、闇の中、深くアタイの頭を刺激する。
理想学園文化祭当日。 開会式に現れた神子様は、忽然と姿を消した。
その代わりに出てきたのは、異形の化け物だった。 コイツが神子様なのか?
ーーいや、そんなことあるはずがネェ! 桐原彩乃。 全部アイツのせいだ!
そんな中、聞こえてきたその声。 禍々しいが、内容はアタイの求めるものだった。 神子様を蘇らせたい? 決まっているじゃないかーー
アタイはそのためだったらなんでもする。 例え他人や自分が地獄に堕ちても。
「……蘇らせたいに、決まってんだろ」
『ならば、憎悪を集めろ』
声がまた響く。 アタイの耳じゃなく、脳に響いてやがる。
「憎悪? ……上等だ。なんでもしてやるよ」
アタイは立ち上がる。 恐怖か、それとも歓喜か。自分でもわかんねェ。
ただ、ことね様をもう一度この手に取り戻せるなら、アタイは何だって差し出す。
アタイはどこまでも堕ちてやる!




