表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
原作では破滅の悪役令嬢〜でも色々違います?(再編集版)  作者: Masa(文章力あげたい)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/39

始動する暗部

 彩乃はなぜ、祠に行ったのかを説明しました。 最初は、まったく違う理由で惚けようとしましたが、やめました。 彩乃自身も彼らの狙いが気になったのです。

 

 「⋯⋯それで健太に連れられて、訪問した次第です」

 「理解した。 確認後、対処しよう」

 「はい、おねがいします……」

 「彩乃ちゃん! 話終わった? 疲れたよね! おいで!」


 秀五郎と健太の三人で協議している間、置き物の様にしていたことねが彩乃に抱きつきました。 そんな彩乃はことねに体を預けました。


 彼女は必死の山登り、柳田秀五郎との協議を行いました。 疲労と緊張がピークに達していたのです。


 そんな彩乃を、ことねはお姫様抱っこで運んで行きました。 応接間には、秀五郎と健太が残っていました。


 「彼女は力持ちだな」

 「⋯⋯親父、今の彩乃の話どう思う?」


 すると、にこやかだった顔が変わり、深刻な表情を浮かべる秀五郎。 


 そんな秀五郎に、健太は切り出しました。


 「俺は、嘘をついていると思った。 ⋯⋯本当のことを話していない奴の特徴が、彩乃には全て該当した……」

 「ふむ。 儂もそうじゃが。 まあ、すべてが嘘と言う訳ではあるまい。 しっかりと確認して、ことにあたらんとな…… 使いよ!」

 「……ご要望は?」

 「桐原家の身辺調査、祠の警備配置……」

 「かしこまりました!」

 

 指示を受けた使いは、任務を果たす為に飛び出して行きました。


 一方、ことねは彩乃をお姫様抱っこで運び、寝室へ到着しました。


 そこには、舞香と美月がいました。 ことねは、彩乃を起こします。


 「はい! 到着ですよ、彩乃ちゃん!」

 「……お母さん、お父さん」

 「ことねちゃん、布団の準備出来てるからね」

 「ありがとう、美月さん!」

 「こちらこそ。 健太に呼ばれたんでしょう?」


 ◇◇◇


 時は戻り、今川先生と大人の女性について勉強した後、ことねは家に帰っていました。


 「二人とも、ただいま! 遅くなっちゃった!」

 「ことね、おかえり! なにしてたんだ?」

 「ふふ、私は、大人の女! 秘密なの!」

 「……なんだそれ?」

 

 ことねは、湊の方を向いて、口に人差し指を当て、ウインクとポーズを取る。


 「⋯⋯どうしたんだ、ことね? 頭が痛いのか?」

 「大人の女は秘密と嘘だらけなの!」

 「ことね⋯⋯駄々を捏ねても、お小遣いはあげないぞ!」

 「ことね様、あの私……」

 「うん? どうしたの! 美羽ちゃん!」

 「……なんでもありません」

 

 美羽の様子がおかしいことが気になりましたが、大人の女を演じたことねは、ご機嫌でした。


 その後、三人で仲良く食事をして、のんびりしていました。 その時、健太からDMが届きました。 ことねは、湊に伝えます。


 「健ちゃんが、今から家に来いだって!」

 「こんな夜中に呼び出しか⋯⋯まあ仕方ないか」

 「マイマイにも、連絡完了っと! じゃ出掛け来るね! 美羽ちゃんと二人きりだから手を出し放題だね! ……でも、本当に手を出したら教育ね」

 「おい!⋯⋯ちょっと待ってくれ、ことね! 誤解なんだ、俺はことねだけが好きだから! それに、美羽も瑞稀の家に行ったからな……」


 ーーこうしてことねは、柳田家にやって来ました。

 

 ◇◇◇


 「あれ、私、気絶していた?」

 「お姉ちゃん! やっと、目を覚ました!」

 「舞香…… それに……」

 「改めましてこんばんは。 柳田美月と申します」

 「あ! こんばんは、桐原彩乃です⋯⋯」


 彩乃は疑問に思いました。 どうして彼女はここに存在しているのかーー


 そんな彩乃にことねは、口に人差し指を立ててウインクした。


 「なに? どうしたの? 体調悪いの?」

 「彩乃ちゃん、大人女性には、秘密があるの! 細かいことは追求したら駄目!」

 「な! 私だって、充分大人よ!」

 

 二人が仲良くしている姿を、ニコニコしながら眺める美月でした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ