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原作では破滅の悪役令嬢〜でも色々違います?(再編集版)  作者: Masa(文章力あげたい)


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13/21

瑞稀の苦悩

 午前の授業が終わり昼休みが始まりました。 クラスメイトたちが騒ぐ中、瑞稀はとても喜んでいました。 


 ーー体育大会の優勝! これは私の高校生活で100のやりたいことリストその11に該当することだからね!


 喜んでいる瑞稀。 しかし、前から気になっていることがあるようです。


「悪い! 用事を思い出した!」

「お手洗いに行きますね⋯⋯」


 ことねに言うと、颯爽と教室を後にする二人。


 明らかに怪しいぞ! そう思った瑞稀は後を追いました。 


 そして見かけました。 空きの教室の中に入る二人の姿をーー


 瑞稀は、二人が隠れてコソコソ密会をしている理由を知り、納得しました。


 その帰り道で、彩乃にも遭遇する瑞稀。 彼女は一人、誰もいない所でぶつぶつと呟いていました。


 瑞稀は彩乃が怖くて逃げました。 それと同時にあることに気づきました。


 ーー今ことね姫様は一人だけ。 つまり話しかけるチャンスなのでは?


 もともとことねに興味があった瑞稀は、さっそく教室にいることねに、声をかけようとしました。


 でも、ことね様の表情を見てやめました。 その理由は瑞稀曰く、だって姫様の表情が凄く絵になっていて! まさに『孤独な姫様』みたいで美しかったからーー


 それにしても、二人ともバレてるよ!  『密会』しているという事実だけが!


 美羽と湊のことを心配する瑞稀。 彼女は今、別の問題で悩んでいたのです。


 ーーこれじゃ私、ボッチ確定じゃん! 


 そう瑞稀は、ボッチだったのです。


 

 放課後の職員室。 瑞稀は担任の先生と話し合っていました。

 

 「部活の承認はできません」

 「え~? どうしてですか! 名前が悪いのでしょうか? しっかり記入してます。 完璧なはずです!」

 「人数が最低でも、五人ないと部活として認められん」

 「そんな~⋯⋯私の、のんびり推し活部が!」


 職員室で瑞稀は体育座りを始めました。 せっかく顧問の先生も決まっているのにできないなんて、可哀想な瑞稀。


 「そんなに部活をしたいなら、部員を探しに行きなさい」

 「えー、こんな部活、入ってくれる人いないですよ!」

 「そう思うなら、諦めて他の部活に入れ! ⋯⋯ちなみに、帰宅部は認めないからな」

 「あう⋯⋯」


 瑞稀はうなだれます。 今から、無所属の生徒を探さないといけません。


 「絶望だよ! 部活なんて、上下関係とかがあってサボれないじゃん! というか、そもそもなぜ部活に入ることが絶対なの? 間違っている!」


 瑞稀は結局、トボトボと家に帰るのでした。


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