大胆に暗躍するぜ!
次の日の夕方。 アタイの家に瑞稀と美羽がやって来た。
お前たちーー今日、休んだアタイを心配したのか。
「……こんにちは、はわわさん」
「こんにちはですわ!」
「……どうも」
アタイが、挨拶すると、瑞稀が伊達メガネをクイっとしながら、アタイの体をくいるように見てくる。
「オイ。 なんだよ……じろじろみやがって……」
「……なるほどね。 それが、はわわ……いや、ひとみの本性なんだね!」
ーーしまった。 アタイとしたことが。 思わず顔を赤めて、髪の毛をいじってしまう。
「とってもいいと思いますわよ! かわいいですわ!」
チィ。 うるせいやい! なんだよコイツら、ニヤニヤしやがって!
「……ところでさ、なんでそんなに怪我しているの? 喧嘩でもした?」
「別に。 お前らには、関係ねぇよ……」
「関係ない……ねぇ?」
瑞稀が意味深な態度で、アタイの発言をオウム返しする。
これはバレてんなーー こうなりゃ、説教してやる!
「伊達メガネ! 生徒会長に復帰したいんだよな?」
「伊達メガネ?! ……なんでわかったの?」
「そんなん、どうでもいいんだよ!」
「……復帰したいです。 私の居場所だから……」
ーーよし! 次は、美羽だ! 弱点は知ってんだ。
「オイ! お嬢様! テメは、食うだけか?」
「?! ……なんのことかわかりませんの」
「オメェが本気出せば、アイツら終わりだろ!」
「……」
「チッ。 ……痛いな〜 アイツらにやられたぜ!」
「ひとみ! その怪我は、そうだったんですの……」
アタイがそういうと美羽は納得したように、俯いた。
瑞稀は、そんな美羽の様子を見ていやがった。
◇◇◇
後日。 アタイは現生徒会長の、黒田凛と密会をした。
コイツの父親は黒田幕斗。 成金社長だ。 あの野郎に潰された、企業は手足の指じゃ足らネェ。
その親の力を存分に使い、瑞稀から生徒会長を奪った女。
ーーだが、それはあくまでも『代理』なんだよな〜
「……で? なんの用かしら? 私、忙しいの」
「あう。 その、小耳に入れておきたいことが……」
「へえ? なにかしら……」
「櫻井さんと桐原さんが、倉石さんと一緒に文化祭の計画を立てていますよ〜」
「なんですって! ……倉石瑞稀!」
これでよし。 せいぜい踊れ! どいつもこいつもなァ?




