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世界が滅びかけたので竜は旅に出る  作者: 火川蓮
第七章

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chapter46 誤算なき判断

side:迷宮の管理者


鱗粉の濃度は十分に上昇している。視界の低下、呼吸の乱れ――いずれも確認済みだ。


風で押し返してはいるが、あれでは拡散を助長しているに過ぎない。むしろ空間全体へと行き渡らせているようなものだ。


閉鎖された環境である以上、逃げ場はない。滞留した粒子は確実に蓄積し、やがて限界を引き寄せる。


ドラゴンとはいえ幼体。持久力には限界がある。


問題はない。


このまま消耗させ、行動精度を落とす。その上で次のエリアへ誘導し、確実に排除する。


それで十分だ。

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