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chapter46 誤算なき判断
side:迷宮の管理者
鱗粉の濃度は十分に上昇している。視界の低下、呼吸の乱れ――いずれも確認済みだ。
風で押し返してはいるが、あれでは拡散を助長しているに過ぎない。むしろ空間全体へと行き渡らせているようなものだ。
閉鎖された環境である以上、逃げ場はない。滞留した粒子は確実に蓄積し、やがて限界を引き寄せる。
ドラゴンとはいえ幼体。持久力には限界がある。
問題はない。
このまま消耗させ、行動精度を落とす。その上で次のエリアへ誘導し、確実に排除する。
それで十分だ。
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