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世界が滅びかけたので竜は旅に出る  作者: 火川蓮
第六章

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56/63

Quiet talk 予期せぬ事態

※番外編です

Side:迷宮の管理者


ここで、予想外の出来事が起きた。

――空間が、爆ぜたのだ。

幼体のドラゴンが火球を撃ち込んでいた。

だが、そんな攻撃が兎たちに当たるはずもない。


着弾の余波で倒された個体もいたが、所詮はホーンラビットだ。

いくらでも補充はきく。

そして――次は、水球。

しかも、兎たちとは離れた位置へ撃ち込んだ。


「どこを狙っている、馬鹿め」


ワタシがそう嘲った――次の瞬間。

爆発が起きた。


「なんだ? なにが起きたのだ?」


白い靄が、いつの間にか空間を満たしていく。

ドラゴンたちはすでに空へ退避している。

ならば――


「靄に包まれているのは、兎たちだけか」


状況を見極めようとした、その時。

白い靄の中へ、電撃が走った。

バチィッ――と、乾いた音が響く。

そして、しばらくして。


靄が晴れる。

――そこにあったのは、無数のドロップアイテムだった。

その光景に、ワタシは言葉を失った。

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