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世界が滅びかけたので竜は旅に出る  作者: 火川蓮
第六章

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chapter41 迷宮攻略pt.7〜跳躍する試練~

Side:ヴァリアス


人間だった頃のことを思い出し、それを再現することにした。

目の前には――俊敏に駆け回り、子竜たちの攻撃を軽々と躱す兎の群れ。

ブレスによって、迷宮の地面はすでに高温へと変わりつつある。


「念には念を入れるか――《ファイアボール》」


詠唱とともに、壁際へ火球を撃ち込む。

高温の球が地面に広がり、兎たちは熱を避けるように散っていく。

その動きを読んで、逃げ場を削るように火球を重ねた。

やがて、兎たちは中央へと追い込まれる。

――そこへ。


「《ウォーターボール》」


水球が着弾した瞬間、爆発が起きた。

火で熱された地面に水を叩き込むことで、次々と水蒸気爆発が発生する。

衝撃とともに、兎たちは吹き飛び――白い霧が空間を覆った。


(――これでいい)


「《サンダーレイン》」


霧の中へ、雷を降らせる。

バチッ、と乾いた音が響く。

続いて、兎たちの断末魔。

やがて霧が晴れると――

そこには、大量のドロップアイテムが散らばっていた。

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