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第88話はっ切り言わないとお嬢様のために
(王族相手はっきり言うのあれだけどお嬢様のためにならないしなー)
気まずさよりミトリアのためがシンの中で勝っていた。
「そんなにか。はあーあ・・・」
ツーナロは一瞬立ち上がってふらふら歩いたかと思えば床に膝をがくーんと置いた。
「はは、ははは・・・」
凄まじいショックが彼を襲ったため苦笑いしかできない。
「いいのかいシン殿」
シゲノンはシンに問う。
「まあどこかではっきりさせないといけませんし・・・」
シンは気まずいながら答えた。
「だいたい、今回の一件もそちらのせいぜよ?」
カザーグが首を傾げてシゲノンに言う。
「これはほんとに失礼した。申し訳ない」
シゲノンは頭を下げた。
「いえ、収まったので構いませんよ」




