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オフ会してたら異世界に飛ばされたのでゲーム脳で生き抜いてみる  作者: 元 智
そして進む

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 第92話 準決勝前

第四章


 第92話 準決勝前


控室。


「おつかれー」


のんちゃんが椅子へ座る。


「疲れた」


れんかも座る。


本当に疲れていた。


精神的に。



「勝ったは勝ったなぁ」


たにし。


「勝ったねぇ」


ひーちゃ。


「舞台直すの大変だろうけどな」


たくろー。


一回戦突破。


結果だけ見れば順調だった。


結果だけ見れば。



「あっくん」


たくろーが呼ぶ。


「ん?」


あっくん。


「次から料理禁止な」


静かになる。


「なんで?」


本人は本気で分からないらしい。


「試合中だからだ」


「あ」


今気付いた。



「ひーちゃ」


「なぁに?」


「よそ見禁止」


「はーい」


「お喋り禁止」


「はーい」


「威力絞ってくれ」


「はーい」


返事だけは良い。



その時。


控室の大型モニターに次の組み合わせが映る。


準決勝。


虎牙市チーム



ルノアチーム


歓声が外から聞こえてくる。


ドラちゃんチームだった。


「まぁそうなるか」


たにし。


「強かったもんなぁ」


のんちゃん。


全員、観客席から試合は見ていた。


虎牙市チーム。


順当に勝ち上がってきた実力者集団だった。



「じゃあ決めるぞ」


たくろーが紙を広げる。


全員が見る。


「まず一対一」


その瞬間。


「あいり!」


「こはる!」


幼女二人が同時に手を挙げた。


「却下」


たくろー即答。


「えぇー!」


「えー!」


不満だった。


とても。



「一対一は」


たくろーが紙へ書く。


れんか


「えー…」


れんかがしぶる。


「のんちゃんは温存したい。他は不安だ…察してくれ」


れんか、メンツを想像して。


「わかった…」


渋々了承。



「次」


たくろーが続ける。


「二対二」


すると。


「あいり!」


「こはる!」


また挙手。


「却下」


「やだー!」


「でるー!」


大騒ぎだった。



「あいりとこはるで戦うー!」


「たたかうー!」


うるさい。


とても。



「お前らは秘密兵器で…切り札だ」


たくろー。


「秘密兵器あきたー!」


「あきたー!」


幼女達は暇を持て余していた。


「さすがに限界か…」


たくろーが目を閉じる。


少し考える。


そして。


ため息を吐いた。


「分かった」


静かになる。


幼女二人が見る。


「二対二」


たくろー。


「お前達だ」


静かになる。


数秒。


そして。


「やったぁぁぁ!!」


「あいりでるー!!」


「こはるもー!!」


大歓喜だった。



「ちょっと待って」


のんちゃん。


「大丈夫なのぉ?」


ひーちゃ。


母二人が心配そうに見る。


当然だった。


「まぁ勝てはせんだろうな」


たくろー。


「それはいいんだけど」


「危なくないぃ?」


「確かにさすがにじゃないか?」


たにしも心配する。


「大丈夫だ。危険なことにはならない」


たくろーが言う。


「あんた達、始まったらすぐ降参って言いなさい!」


「やだ!あいり強いもん!」


「がおー!」


やる気満々幼女。


心配そうなママ二人。


「こいつら一回出さないと収まらんだろ」


「それはそうかもだけどさぁ」


「俺が秘策を授けるから信用してくれ」


ママ二人、まだ不安そうだが頷く。


「まぁたくろーがそう言うなら大丈夫だろ」


たにしも頷く。



「最後」


たくろーが紙へ書く。


たくろー


のんちゃん


たにし


「三対三はこれで行く」


「俺よりひーちゃのがバランス良くない?火力ならあっくんだし」


「それはそうなんだが、多分あっちは、ドラちゃんが出てくる」


「あっくんもひーちゃも初見になるからな」


「ああ…確かになぁ」


「手の内知ってる私らのがいいかもね」


のんちゃんも納得した。



準決勝。


相手はドラちゃん率いる虎牙市チーム。


ルノアチームの布陣が。


決定した。

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