第一章『勿忘草』 十八と四分の三節『試験本番~白亜と斧槍~』
十八と四分の三節『試験本番~白亜と斧槍~』
やばい。どこに隠してたんだっけ。
それは合図とともに無事矢を放ち終えた後のこと。武器を持ってミクリアのいる場所に急行しなければならないのに……事前に隠しておいた俺の得意武器がない。てかみつからねえ。
「どこに隠したっけな」
保護色になってたから、特徴的な木の根元に立てかけておいただけなのに。
あたりを見回してもそれらしいものはない。あきらめて弓だけで行くか? いやでも俺が使っても足引っ張るだけだし……って
「あっっ!」
あった。と言うか、いた。バカでかい鳥が俺の斧槍をくわえて、これまたバカでかい木の枝にとまっている。
さて、どうしたものか。なんて腕を組んで考えている暇はない。足がめちゃくちゃ速いララはすぐにミクリアのとこにつくだろうし。レナグももう向かっているはずだ。
時間がない。それらの理由から俺は即決する。こういう時は判断も早いし、頭も切れるのだ。そもそも俺はそこまでおバカキャラじゃないし。とか何とか言いながら手頃の木の枝を拾い、持っていたナイフで先をとがるように削る。
「ごめんな。あとで肉は食うから」
そうつぶやいて腕を振る。次の瞬間には巨大な鳥は地面に伏していた。そこまで力を入れずとも、速くなくとも、俺の投げ槍は当たる。
斧槍を拾い上げ勢いよく背中に背負う。
「さてと、探し物も見つけたし行くかな」
こんにちは、こんばんは。しらすおろしぽんずです。
白亜の武器は斧槍でした! 中二心あふれるかっこいい武器ですね。
なぜ力も入れず、速度が速くなくても当たったのか? そして十八と四分の一節でレナグが言っていた、合図はどうやって出したのか? 気になるところは、ほかにも結構ありますがそのうち見えてくると思いますので、どうぞ楽しみにしていてください!
では、また明日




