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おまけ おっさん、蛇退治をする

 この世界は蛇また蛇。

 蛇の世界だ。


 依頼は蛇が頂点の世界で、その座から蛇を引きずり下ろせというわけだ。

 老人の話を聞く。

 昔はこんなじゃなかったらしい。

 昔は、頂点は人間だった。

 その覇権を肉食のモンスターと争うも負けてなかった。


 うん、それが普通だ。

 なぜこんなことになったのかは老人も分からない。


 思ったのは、蛇が多いが、カエルとか魚も多い。

 今の人類の食料は、カエル、魚、虫と穀物。

 蛇肉は食うと蛇が寄って来るらしい。

 蛇はそういう進化を遂げた。


 思ったのは蛇の天敵がいないことだ。

 鳥がまずいない。

 蛇を食うような哺乳類もほとんどみない。


 鳥と動物が少なくなって生態系が崩れた。

 それに気候。

 涼しい恰好をしてても蒸し暑い。


 一年中こうらしい。

 気候から、直さにゃならんか。

 大事だな。


 ダンジョンを作ったぐらいで気候はどうにもならない。


助手(アシスタント)、来いアルマ、エリナ、モニカ」


「はいな。ごっつう暑いな」

「来たわよ。ムシムシする」

「ここは水蒸気の領域か」


 現状を話す。


「これはあれやな。温室効果ガス。地球のテレビでもやっとったわ」

「大気の組成を弄るのは危険そうね」

「闇の力で温室効果ガスを駆逐するのだ」


 こうなったら自棄だ。

 空中にダンジョンを作る。

 空気のダンジョンだ。

 温室効果ガスを吸い込んで、蛇を食うモンスターを排出する。


 人間はモンスターに対処できるかな。

 試練ばかりじゃなんなので、ダンジョンから宝物も落とす。

 スキルオーブとか落ちれば、人類の強化につながるだろう。


 ダンジョンから排出するモンスターの多くは鳥型にした。


 グリフォンが大蛇と一騎打ちしているのを見る。

 しばらく鳥や鳥型モンスターを人間が食べないように指導すべきだな。


「鳥は神様の使い。みだりに殺すべからず。襲われた場合は赦す」


 そういう、宗教を立ち上げた。


「こういう蛇の世になったのは神の使いを殺し過ぎたせいだ」


 説得力はないが徐々に宗教は浸透していった。

 大蛇を殺すグリフォンは神の使いと言っても良い威容だからね。


 大人しい大鳥を飼いならして、騎獣にする人が出た。

 いつか空にあるダンジョンに入ってダンジョンコアを獲得したりするんだろうか。

 その頃には大気の調整が終わっていると良いな。


 大気調整はなかなか進まない。

 星は広大だからね。

 1000ものダンジョンを作ったがまだまだだ。


 空のダンジョンはこれからも自然発生するようにしておいた。

 ダンジョンから落ちてくる宝物で大人気なのは、魔道具のクーラー。

 蒸し暑いのは誰もが不快だ。


 魔道具のクーラーは魔力駆動なので、温室効果ガスを出さない。

 そうか、こういうのを多数ばら撒けば良いのか。

 試練なくして、宝物は与えられない。


 空のダンジョンから排出されるモンスターにゴースト系を追加した。

 このモンスターを大蛇に憑依させるのだ。

 大蛇を討伐するとゴーストも討伐され、大型クーラーの魔道具を落とすようにした。


 大型クーラーは村一つ分を冷やす。

 こんなのが何万とあれば、地表は冷えるに違いない。


 大蛇をグリフォンが殺して、大型クーラーがドロップされた。

 原住民は大蛇から大型クーラーが落とされるのを知って。他の村でも大蛇討伐が盛んになった。

 相変わらず蛇肉は食べない。

 だが蛇肉は、大鳥の騎獣の餌なので、盛んに蛇を駆逐し始めた。


 このまま蛇の数が少なくなれば、今度は蛇を神様の使いとした宗教を立ち上げないといけなくなりそうだ。

 その時までは100年ほどは掛かるかも知れないが。

 蛇の神と鳥の神がライバルとして祀られるようになると良いな。


 何事もバランスが大事。

 何で温室効果ガスがこんなに多いかと言ったら、ミスリルの精錬のためらしい。

 石炭が豊富にあったので燃やしまくったと老人は語ってた。


 はるか昔の出来事らしい。

 だがミスリルの道具は今も出土する。

 その大半は武器ではなくて日用雑貨。

 武器はあっても銃らしい。

 ミスリルで出来た銃らしいが、弾丸が作れないので、今の世界のひとには宝の持ち腐れだ。


 ミスリルの銃が復活しないことを祈る。

 その時には石炭を燃やしてミスリルの精錬が始まるってことだからな。

 そうなったらまた元の蛇の世界だ。


 どれだけ効果があるか分からないが鳥教にミスリルの精錬は禁忌と伝えた。

 ミスリルの精錬は世界を壊すと言い伝えたが、これで平気だろうか。

 また見に来る必要がありそうだ。


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