幕間 シルスについて ファルナルーク編
この作品は『ノベルアップ+』にも掲載しています。
シルスちゃん。
元気かなあ。
突然、面識の無い私に会いに来たハーフエルフの女の子。
エルフのおかしな呪いのせいで、思考までちょっとおかしくなってた私に。
いつもニコニコ笑顔ですり寄ってきて。
ちょっと絡みづらい妹、みたいな感じで。
ううん、呪いのせいにしちゃいけない。
私の心が弱かったんだ。
シルスちゃんに対して、冷たい態度ばっかりだった私に。
めげずに明るく接してくれた。
シルスちゃんに出会えなければ。
呪いから解き放たれる事は無かったのかも知れない。
そう思うと、感謝の気持ちで一杯になるんだよ……
手を繋いで一緒に見たアールズの大花火……
凄かったよね。
シルスちゃんは気付いてなかったみたいだけど……
私も、涙が出たんだよ。
本当に、本当に、綺麗だった。
シュレスと三人で毛布にくるまった『乙女だんご』も楽しい思い出。
別れの時。
最後の最後に、抱きしめてあげる事ができて、本当に良かった。
ただの自己満足かも知れないけど……
私の心の中に、一生、残る出来事だったんだよ……
シルスちゃん……
旅の始め、ファルナルークはシルスを疎ましく感じていましたが、旅の終わりには多少なりとも好意を抱くようになりました。
その心情を少しだけ書いてみました。
ファルナルークは、本編のシルスの回想シーンにも登場予定です。




